あなたの大切な住まい一戸建て。
長く快適に過ごすには定期的なメンテナンスが必要になります。
一戸建ての代表的なメンテナンス「外壁塗装」は建物を維持するために、かかせない工事。
そこで気になるのが外壁塗装にかかる費用。
外壁塗装の費用は依頼する側、消費者側にはとてもわかりづらくなっています。
あなたは一戸建ての外壁塗装がいくらなのかネットなどで情報を集めている最中でしょうか?
どれが信頼できる情報なのかお悩みではないですか?
わたしが今日までに行ってきた一戸建ての外壁塗装は300棟を超えています。
豊富な経験により外壁塗装の適正価格を熟知しております。
一般的な30坪くらいの住宅であれば外壁、屋根塗装で多くの場合80万円~120万円くらい。
価格に大きく幅があるのは外壁塗装費用はさまざまな状況でかわってくるからです。
一戸建て住宅の外壁塗装費用が決まる7つのポイント
外壁塗装の費用は「塗装面の状況、建物の立地、地域、依頼する業者」などでかわります。
一戸建ての場合に、見積もり金額に差が出る要因は主に次の7つ。
一戸建ての坪数や塗装面積によって費用が変わる
外壁塗装の費用は塗装箇所である外壁や付帯部、屋根などの面積や長さによって計算されます。
面積(長さ)✕単価=塗装費用
業者は面積や長さを建物をメジャー計測したり図面から割り出したりして計算します。
真四角の一戸建てなら計算も簡単ですが、そのような建物にお住まいの方はほぼいらっしゃらないでしょう。
正確に外壁の面積を計算するには窓など開口部の塗装しない部分を引き算する必要があります。
外壁など塗装箇所の面積や長さを正確に割り出すのは簡単ではありません。
自宅の外壁の面積って簡単にわからないの??
延床面積に係数をかけることでおおよその面積がわかりますよ
自宅の外壁の面積が知りたい場合は
延床面積(㎡)✕係数(1.2~1.4)
でざっくりと外壁の面積をしることができます。
例えば、延床面積30坪の一戸建てにお住まいであれば
1坪=約3.3㎡なので30坪✕3.3㎡=99㎡
99㎡(延床面積)✕1.3(係数)=128.7㎡(外壁面積)
延床面積が広い建物では高い係数を使うことで実測した外壁面積に近くなります。
延べ床面積 | 外壁面積の目安 | 費用相場の目安 |
---|---|---|
25坪 | 100㎡ | 75万円 |
30坪 | 120㎡ | 90万円 |
35坪 | 140㎡ | 105万円 |
40坪 | 160㎡ | 120万円 |
45坪 | 180㎡ | 135万円 |
50坪 | 200㎡ | 150万円 |
55坪 | 220㎡ | 165万円 |
60坪 | 240㎡ | 180万円 |
住宅塗装に使用する塗料の種類で費用は変わる
外壁塗装に使用する塗料には様々なものがあります。
塗装部分に合わせた適切な下塗り、上塗り塗料の選択が必要。
塗料で費用に大きく差がつくのがグレードの違いによるもの。
アクリル、シリコン、フッ素など塗料に配合される樹脂の違いによって塗料にはグレードがあります。
現在一戸建ての外壁塗装ではシリコングレードのものが多く使われています。その理由は圧倒的なコストパフォーマンス。費用に対して耐候性が高いのが人気の理由。
圧倒的コスパ! シリコン塗料のメリット!一戸建の外壁塗装はシリコンがオススメ!
気をつけたいのが塗料缶にシリコンと表示があったとしても耐候性の低い安価な塗料もあるので注意が必要。優良業者であれば、このような塗料はすすめてきません。
もうひとつの注意点としては、オリジナル塗料。
「業者が独自開発」とうたっているものは塗装費用を高くするための戦略なので、だまされないように。
プロがそっと教えます… 外壁塗装の塗料を選ぶ!プロが伝えるたったひとつの方法とは!?
一戸建て住宅の劣化状態で費用が違ってくる
長年、外壁塗装を行わなかった建物は塗装の前の下地処理に手間がかかります。
モルタル外壁であれば、ひび割れを放置した結果モルタルが浮いてきて、ひどい場合には剥がれ落ちることも。
要注意!! 外壁のヒビ割れを放置は危険!ヒビ割れ放置がダメな3つの理由!
サイディングの一戸建ても劣化がすすむとサイディングボードを一部張り替えなければならない事もあります。
外壁塗装は早めに行うことがコストをおさえるコツ。
ホントなの?? 【プロ目線】外壁塗装が10年はホント?10年には理由がある!
付帯部の状態で費用が前後する
住まいの塗装というと「外壁」「屋根」が一番最初に思い浮かぶと思います。
しかしながら実際に外壁塗装を行う場合、外壁や屋根以外にも塗装が有効な箇所があります。
それが付帯部と呼ばれる部分。
付帯部とは「破風、霧除け、雨戸、笠木、雨樋」など。
サッシや格子などがアルミ製の場合は通常、塗装はしません。
近頃の建物は塗装する付帯部が少なくなってきましたが、ちょっと古い建物ではサッシや雨戸、戸袋など木製であったりします。
劣化した木製の付帯部は塗装で仕上げるの手間がかかります。劣化した木部は塗料が吸い込むために何回も塗装する必要があるからです。
そのためサッシなど付帯部に木製が多い一戸建てでは外壁塗装費用が高めになる傾向。
外壁の色分けは塗装費用が高くなる
外壁に2色以上で塗り分けを行いたい場合、1色塗りの場合より費用が高くなります。
費用が高くなる理由は、塗料代と人件費
例えば通常の単色塗りであれば外壁塗料の上塗りが3缶で足りるところを2色の場合だと4缶必要になったりします。
2色以上の色分けの場合、業者が購入する塗料の缶数が多くなるので、その分が費用に上乗せされます。
また2色以上の塗り分けは手間もかかるので費用は1色塗りの場合より高くなります。
外壁に使われている材料が多い場合も同じことが言えます。
外壁材によって下塗り塗料も変わるので、その分手間と塗料代がかさみます。
悩ましい… 外壁塗装の色選びで失敗するな!プロが教える色選びのコツ
住宅塗装は業者によって費用は前後する
外壁塗装の費用は主に
足場費用+塗料代+人件費+必要経費+利益で構成されます。
外壁塗装業者の規模によって必要経費、利益の割合がかわってきます。
大手といわれる業者は必要経費、利益が多くかかるので、そのぶん塗装費用に上乗せされてしまいます。
逆に広告も出していないような地域の塗装業者などは必要経費や利益が大手業者と比較すると、その割合は少なくてすみます。
外壁塗装業者 | プロのコメント |
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一戸建て住宅の外壁塗装の見積もり例
ここでは「一戸建ての外壁塗装が実際いくら」なのかを具体的な見積もり例をつかってみていきましょう。
外壁にラジカル制御型のシリコン系塗料
屋根には遮熱効果のあるシリコン系塗料
を使用した現在プロがもっともすすめたい費用対効果の高い仕様。
例:関東30坪の一戸建てで外壁にシリコン系塗料、スレート屋根にシリコン系遮熱塗料を使用した場合。
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一戸建て住宅の外壁塗装が高額な理由
「外壁塗装ってペンキを塗るだけなのに思ったより高いな…」
そう思われる方もいらっしゃるでしょう。
外壁塗装を行うと建物はたしかに見違えるようにきれいに!
実際、適当に外壁に塗料を塗るだけでもパッと見はそれらしく見えます。
しかし、そのような手抜き工事では数年後、外壁がムラになってきたり、塗料がはがれてくる可能性もあります。
これでは、せっかく高い費用を支払ったのに台無しですね。
許さない! 外壁塗装は手抜き工事が頻発!?プロが伝える手抜き塗装の手法
外壁塗装はペンキを塗るだけの工事ではなく、外壁の状況のに応じた下地処理、高圧洗浄、下地処理、下塗り中塗り上塗りの3回塗り、足場の設置解体など多くの工程があり、それぞれに手間がかかります。
プロが伝えます! 手抜きは許さない!必見!これがプロの外壁塗装の作業工程だ!
基本! 外壁塗装が3回塗りってホント?プロが語る外壁塗装の真実!
お客様にはわかりづらとは思いますが、外壁塗装は実際に塗料をぬっている塗装以外の工程も多いために、それなりの費用がかかってしまいます。
外壁塗装で100万円。高額と思われるかもしれませんが一戸建て住宅を外壁塗装するには100万円前後かかる理由があるのです。
どうして100万?? 【プロ直伝!】外壁塗装の費用で100万って高い?安い?
一戸建て住宅の外壁塗装費用が30万円ってホント!?
「外壁塗装が30万円!」などという広告やチラシを見たことはありませんか?
ここまでご覧のあなたは大丈夫だと思いますが、一戸建て住宅の外壁塗装は30万円ではできないので、だまされないように。
30万円という破格の値段で見込み客を呼び込み、なんだかんだ理由をつけて結局は高額な費用を請求するケースもあります。
だまされるな! 【プロが暴く!】安すぎて不安…外壁塗装30万円ってホント!?
一戸建て住宅の外壁塗装費用を安くする5つの方法
外壁塗装は安い買い物ではありませんよね。
同じ内容であれば少しでも安く行いたいところ…
外壁塗装が安くなる方法ってないんですか?
安くなる方法はいくつかありますよ!
住宅塗装は複数の業者の見積もりを比較する
外壁塗装を行うときには2~3業者に見積もりを依頼してください。
このように複数の業者の見積もりを比較することを「相見積もり」といいます。
「相見積もりで外壁塗装が30万円もやすくなった!」ということはよくあります。
相見積もりは外壁塗装を安く行うためには、ともて良い方法。
しかしながら手間がかかるのがでメリット。
自分で複数の業者に連絡して依頼しない業者には断りの連絡をするのがマナー。
断りの連絡が苦手な方もいらっしゃるでしょう。
簡単に相見積もりをしたいのであれば「一括見積りサービス」が便利。無料で地域の優良業者だけで相見積もりができるだけでなく、依頼しない業者への断り連絡も代行してくれます。
詳しくは下の記事に詳しくまとめてあるので参考にしてください。
便利で簡単!しかも無料!! 外壁塗装の一括見積!比較ランキング!プロ推薦!おすすめトップ3!
梅雨時期に外壁塗装を行う
外壁塗装は雨の日にできる作業は少ないです。そのため梅雨時期に依頼する方がどうしても少なくなってしまいます。
梅雨といっても雨の日ばかりではないために外壁塗装を行うことは可能。
業者も仕事が少ないこの時期は、値引きをしてでも受注したいというのが本音。
梅雨時期の外壁塗装は工期が長引く可能性が高いのがでメリットですが、値引きのメリットがあるのもたしかです。
梅雨時期の外壁塗装については下の記事を参考にしてください。
大丈夫?? だまされるな!梅雨時期の外壁塗装はオススメできない?
住宅塗装は火災保険を利用すると安くなる
ちょっと以外に思うかもしれませんが、火災保険で外壁塗装が安くなる事があります。
火災保険は火事のときだけの保険ではなく、さままざまな建物の事故に対応しています。
事故の補償範囲は火災保険の契約内容によって違ってきます。
住宅火災保険 | ・最もスタンダードな火災保険 ・火災、落雷、爆発、雪害、ひょう災などの損害に対応 |
---|---|
住宅総合保険 | ・住宅火災保険でカバーできない損害を補償 ・水漏れ、盗難、集団行動による被害など... |
オールリスクタイプ | ・住宅総合保険でも対応しきれない事故に対応 ・各保険会社によって、補償内容がことなる。 |
特約火災保険 | ・ローンにより購入した建物にローン完済まで加入する保険 |
たとえば大雪で雨樋が破損した場合などは保険金が支払われます。
雨樋交換は足場を設置します。その足場を利用することで外壁塗装が安く行えます。
詳しくは下の記事を参考にしてください。
知らないと損をする!? 外壁塗装を火災保険でお得に行う方法!プロが手順を解説!
自治体の助成金(補助金)を使う
外壁、屋根塗装に遮熱塗料、断熱塗料の仕様が条件で自治体から助成金(補助金)が受け取れる場合があります。
各自治体によって内容が違うのでホームページなどで確認してください。
埼玉県「暑さ対策設備等省エネ補助金」を利用。屋根塗装(遮熱塗料)で5万円の補助金を獲得
住宅塗装は地域密着型の塗装業者に依頼する
さきほども少し触れましたが外壁塗装をお得に行いたいのであれば「地域の塗装業者」があおすすめ。適正価格で高品質な工事が期待できます。
このような塗装業者は地域の口コミ評判が命綱なために手抜き工事などを行う可能性が極めて低いためです。
費用も大手業者と比較すると2割以上安くなるケースも。
地域の業者で相見積もりを行えば、さらに安く外壁塗装を行えます。
一括見積りなら面倒な相見積もりが簡単。無料で利用できるので試してみる価値は十分にあります。
無料で気軽に相談! 【外壁塗装】一括見積にデメリット?多くのメリットをプロが解説!
一戸建て住宅の外壁塗装費用の支払い方法
外壁塗装の費用は業者によって請求の仕方が違うので、どれが正しいということはありません。
しかしながら工事が始まる前に多くの費用を請求してくる業者には気をつけてください。
おすすめは工事が完了して不具合がないか確認してから全額支払う方法になります。
費用の支払い方法も事前に業者に確認しておくとよいでしょう。
優良業者であれば支払い方法はあなたの希望した方法にしてくれます。
まかせて安心! 外壁塗装の優良業者はどこにいる?プロが伝える業者選びのポイント
住宅塗装はリフォームローンを活用したほうがお得!?
外壁塗装は10年に一度を目安に行う建物のメンテナンス。定期的に行っておくことで建物の寿命を延ばすことができるので結果、経済的といえます。
やっぱりこのサイクル! 【プロ目線】外壁塗装が10年はホント?10年には理由がある!
しかしながら外壁塗装の時期というのはお子様などの学費など、なにかと出費が多い時期と重なります。
そのような時に便利なのがリフォームローン。
銀行のリフォームローンは低金利。
外壁塗装を先延ばしにした場合、塗装工事だけではすまない事もあります。外壁塗装の時期を逃さないためのリフォームローン活用はお得といえる手段。
おどろきの低金利! 外壁塗装ローンのメリットとデメリット!ローンは銀行がオススメ!
まとめ:一戸建て住宅の外壁塗装は80万円~120万円が相場といえる
一戸建てを外壁塗装する場合、屋根も一緒に塗装したほうがお得。
かかる費用は80万円~120万円。
外壁塗装の費用は状況、使用する塗料、地域、業者によってかわります。
業者は大手になるほど高額になります。大手業者に依頼しても工事を行うのは下請け業者。そんな下請け業者が地域の塗装業者であることも。
安くて高品質、外壁塗装にコストパフォーマンスを求めるのであれば2~3社の地域の塗装業者の見積もりを比較して依頼先をきめてださい。
一括見積りなら地域の業者の相見積もりが無料で簡単!
【2022年最新!】外壁塗装のプロ厳選!一括サイトTOP3