一戸建て住宅塗装は手抜き工事が頻発!外壁塗装の手抜きは巧妙!?

あなたは外壁塗装の手抜き工事のうわさを耳にしたことがありませんか?

ちょっとこわい話ですが手抜き工事をする業者は実在します。

わたしは、これまで300棟以上の建物の外壁塗装をおこなってきました。

その中で、いろいろな職人や業者とかかわるなかで、手抜き工事の実態を目の当たりにしてきました。

大切な家の外壁塗装。手抜き工事のせいで、のちに外壁や屋根にトラブルがおきることもあります。

外壁塗装は手抜きをしやすい工事です。

外壁に色をつけてキレイにみせるだけであれば、それほど手間はかかりません。それを悪用して、大幅な利益をあげている業者もあります。

外壁塗装の本質とは、建物を長く維持するための工事だとわたしは考えています。

外壁塗装は高額です。手抜き工事をされたのでは、支払った金額分の対価を得る事ができません。

この記事では、あなたが外壁塗装の手抜き工事から身を守るための知識を公開しています。

目次

一戸建て住宅の外壁塗装でよくある主な5つの手抜き工事

手抜き工事の中でも悪質なのが塗装工程の省略。
本来3回塗りになっているところを2回しか塗らない業者もいるので注意が必要。

  • 塗装の工程を省略される
  • 塗料を規定以上に希釈される
  • 塗膜が薄い
  • 見積書に書いてある塗料とちがうものを使用される
  • 2液の塗料の配合が適当

わかりづらい手抜き工事もありますが、優良業者であれば、こういった手抜き工事はまづないので、安心してください。

住宅塗装の工程を省略される手抜き工事

通常の外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗り。サイディングのクリア塗装は2回塗が基本。

しかし手抜き工事をする業者は、この基本の塗装工程を省略し3回塗りが規定であるにもかかわらず2回しか塗られない事があります。

2回塗りが基本のサイディングクリア塗装であれば1回塗っておわりにされる事も。

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塗装工程の手抜きは、耐久性に問題が生じます。本来10年の耐久性があるとされる塗料であっても手抜き工事により、十分な性能が発揮できません。

基本は3度塗り! 一戸建て外壁塗装は3回塗りが基本!2回しか塗らない手抜き業者も…

【実話!】わたしの耳に飛び込んできた、とんでもない手抜き業者

ある外壁塗装業者が一般住宅のサイディングのクリア塗装を依頼されました。

その塗装業者は自分たちの利益を少しでもあげるために手抜き工事を積極的に行う業者。

その業者はクリア塗装を当然のように1回しかおこないません。

しかも、わたしが驚いたのがサイディング用のクリア塗料を使用せずに、安価な透明なシーラー(下塗り塗料)を塗っていたらしいのです!

シーラーは下地と塗料の密着性を高める塗料なので、シーラーを外壁に塗っただけでは、汚れがつきやすくなるだけです。

外壁塗装には、こういった手抜き工事をする業者が少なからず存在しています。

塗料を規定以上に希釈される手抜き工事

塗料は水やシンナーなどで希釈することが多いのですが、塗料によって希釈率といって塗料の重量に対して希釈する水やシンナーの量がきまっています。

この塗料の希釈率を守らずに規定以上に水やシンナーで塗料をのばして(希釈し)塗られる事があります。

とくに、モルタル外壁の下塗り材でよく使用される「微弾性フィーラー」という塗料は粘度が高く、規定の希釈では塗りづらいと感じる職人が多いせいか、規定以上の希釈で塗られているケースをよく目にします。

上塗りばかりに目がいきがちですが、下塗りは仕上がり具合がかわる重要な工程です。

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塗膜がうすい塗装する外壁塗装の手抜き工事

外壁塗装はおおくの場合、ローラー塗装。

手抜きをする業者や塗装技術がつたない職人は、少しの塗料で多くの面積を塗ろうとします。

塗料は頻繁にローラーに含ませる必要があるので、その手間を省くために、一度ローラーに含ませた塗料を力づくで外壁にこすりつけるように塗っている職人をみかける事があります。

このような塗り方では、塗膜がうすくなります。

建物を保護するという思いで塗っている職人は外壁に塗料をのせていくイメージで塗装作業をおこないます。

外壁塗装の見積書に書いてある塗料と違うものを使用される

グレード 耐用年数 施工単価/㎡ 代表的な塗料名称
【ニッペ】日本ペイント
【カンペ】関西ペイント
アクリル系 5~7年 1,200~1,600円
【ニッペ】ケンエース、オーデグロス 
【カンペ】アレスアクアグロス
【エスケー】水性コンポアクリル、プリーズコート
ウレタン系 8~10年 1,800~2,200円
【ニッペ】水性ファインウレタンU100
【カンペ】アレスアクアレタン、セラMレタン
【エスケー】クリーンマイルドウレタン
シリコン系 10~15年 2,500~3,000円
【ニッペ】ファインシリコンフレッシュ、ハナコレクションシリーズ、サーモアイSi
【カンペ】セラMシリコンⅢ
【エスケー】クリーンマイルドシリコン、クールタイトSi、ヤネフレッシュSi
ラジカル制御 12~15年 2,500~3,000円
【ニッペ】パーフェクトトップ
【カンペ】アレスダイナミックTOP
【エスケー】エスケープレミアムシリコン
フッ素 15~20年 3,500~4,800円
【ニッペ】ファイン4Fセラミック、サーモアイ4F
【カンペ】セラMフッソ
【エスケー】クリーンマイルドフッソ、クールタイトF
【AGCコーテッック】ルミステージ
光触媒 15~20年 4,200~5,000円
【ピアレックス・テクノロジーズ】ピュアコートANプラス
無機塗料 20~25年 4,500~5,500円
【ニッペ】ダイヤモンドコート、アプラウドシェラスターNEO
【カンペ】ムキフッソ
【エスケー】セラミタイトペイント、スーパーセラタイトF
【アステックペイント】無機ハイブリッドコートJY、スーパーシャネツサーモF

塗料にはグレードがあります。基本的にグレードが上のものが性能がよく価格も高くなっています。

最初の約束や見積書ではシリコン系の塗料がつかわれるはずだったのに、実際に外壁に塗装されたのは安価なアクリル系。

こういった詐欺まがいな事をおこなう業者のうわさも聞くことがあるので注意してください。

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2液の塗料の配合を適切にしない外壁塗装の手抜き工事

外壁塗装で使用される塗料の中には、2液型という主剤に硬化剤を混ぜ合わせて塗装するタイプのものがあります。

2液型の塗料は塗装前にメーカーが定めた規定の配合で混ぜ合わせ使用します。

たとえば主剤9に対して硬化剤1(9:1)のように決められているのでデジタル式の計りをつかってキチンと分量をはかり2液を混ぜ合わせます。

この2液型の塗料は、規定の配合により性能を発揮します。適当に混合した場合、硬化不良になり、いつまでも塗料がしっかり乾かない事も稀にあります。

住宅の外壁塗装の手抜き工事は、なぜおこる?

手抜き工じは、なぜおこる?

塗装業者が手抜き工事をする主な原因は、下請け業者の請負金額の安さと職人の性格。

  • 下請け業者の請負金額が安い
  • 職人がめどくさがりな性格

外壁塗装の下請け業者が手抜き工事をする理由

実際に外壁塗装を行う業者は下請けの塗装業者によることがほとんど。

外壁塗装を受注した元受けからマージンを引かれたものが下請け業者の受注金額になります。

下請けの受注金額が、まともな工事ができる金額ではない場合があるのです。

こういった場合、下請けの塗装業者は背に腹は代えられないので、手抜き工事を行うしかない状況になります。

外壁塗装の職人の性格で手抜き工事になる理由

外壁塗装の職人は十人十色。いろんな職人がいて性格もまちまち。

職人の中にはめんどくさがりな性格や、お客さんの事を意識していない職人もいます。

そのような性格の職人は、作業が適当な傾向。結果、手抜き工事に。

キチンとした職人は優良業者に在籍しています。

外壁塗装の手抜き工事を避けるためには業者選びが本当に重要。

大切な家を外壁塗装の手抜き工事から守るには業者選びが重要!

外壁塗装のおすすめ業者
外壁塗装で手抜きをされないために…
  • 塗装の工程を省略される
  • 塗料を規定以上に希釈される
  • 塗膜が薄い
  • 見積書に書いてある塗料とちがうものを使用されるおのおy
  • 2液の塗料の配合が適当

このような外壁塗装の手抜き工事から身をまもるためには業者選びを慎重に行う必要があります。

「外壁塗装の一括見積サイト」をご存知でしょうか?

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まとめ:住宅の外壁塗装は手抜き工事をしない優良業者に依頼する

外壁塗装は手抜きをしやすい工事に入ると思います。そのせいか業者によっては自分たちの利益を確保するために手抜き工事を平気でおこなうところも。

外壁塗装は決して安い買い物ではありません。大金を支払うのに手抜き工事をされたのでは、たまったものではありませんよね。

ダイヤを買ったつもりが実はガラスのイミテーションだったというような事が外壁塗装では起こり得ます。

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