分譲マンション玄関ドア内側を塗装でキレイに!DIYもおすすめ!

マンション玄関ドア塗装DIY 付帯部塗装

自宅のマンションの玄関扉が汚れていたり、塗装がはがれていると気になりますよね。

「ちょっとこの玄関ドアは人に見られたくないな…」

そんな風に思ってしまうことはありませんか?

わたしはプロ塗装士。このような分譲マンションの玄関ドアを数多く塗装してきました。

玄関ドアは再塗装によって見違えるようにキレイになります。

玄関ドアの内側であれば個人で自由に塗装できる場合が多いので、塗装業者に依頼したり、がんばってDIYにチャレンジしてみるのもいいでしょう。

この記事ではプロのわたしの知識、経験をもとに「分譲マンションの玄関ドアの内側の塗装」について解説しています。

玄関ドア before玄関ドアafter
マンション玄関ドア塗装前後

そもそも分譲マンションの玄関ドアは塗装可能なのか?

分譲マンション 玄関ドアは塗装可能なのか?
そもそも玄関ドアを塗装してもいいの??

マンションの玄関ドアの内側は専有部分になるので多くの場合、自信の判断で自由に塗装することができます。

しかしながら玄関ドアの外側は共用部分になるため個人の判断で塗装することはできません。

塗装可能な玄関ドアはスチール製のもので塗装仕上げされているもの。

古いタイプのマンションに多くみられるタイプです。
このタイプの玄関ドアであればDIY塗装も難しくありません。

塗装可能ではあるのですがDIYにはちょっと不向きな玄関ドアが塩化ビニールシートで覆われたドア。

通常塗装では施工後も、いつまでも表面がベタベタした感じになります。
これは塩ビシートに添加されている可塑剤の移行が原因。

可塑剤とは、もともと硬い塩ビ樹脂をやわらくするための添加剤。

このような玄関ドアを塗装することも可能ですが、塩ビシート専用の下塗り塗料を使用する必要があります。

・玄関ドアが塩ビシートか確認する方法

わたしたちプロが見ればすぐにわかるのですが一般の方には判断が難しいかもしれません。

判断に自信のない方は塗装のプロでなくても詳しい方に判断してもらいましょう。

塩ビシートの表面をよく見ると細かい凹凸毛様があります。

爪で表面をおしてみると爪痕がのこる場合もあります(劣化で塩ビシートが固くなっている場合もある)

手触りもスチール玄関ドアの塗装仕上げとは違い、なんとなく温かみや柔らかさを感じます。

このあたりは感覚なので人によって感じかたが違うかもしれません。

玄関ドアが塩ビシートかどうか疑わしい場合はDIY塗装は敬遠したほうがいいでしょう。

玄関ドアの塗装がはがれてくる5つの原因

塗料がはがれる原因
どうして塗装がはがれてくるの…

分譲マンションは改修工事の際に玄関ドアも塗装することがあります。

しかし実際に塗装工事を行うのは下請け業者であることがほとんど。

請負金額も安いことが原因で手抜き工事になることは、珍しいことではありません。

その結果、玄関ドアの塗装が数年も経過しないうちにはがれてくるなどの事態が発生します。

  • 下地処理が適切ではない
  • 下塗り(さび止め)が塗られていない、または希釈しすぎ
  • 上塗り塗料の希釈率を守っていない
  • 安価な塗料を使用している
  • 経年劣化

塗装前の下地処理が適切に行われていない

「ペンキを塗る」というと、いきなり塗装箇所に塗料を塗っていくと思う方も多いのですが、実際には塗装面の下地処理が必要になります。

スチール製玄関ドアは塗装前に油分の除去、はがれた塗膜の撤去、塗装面へサンドペーパーをあてる。などが下地処理にあたります。

下地処理が適切に行われていないと、塗装が短期間ではがれてくる事があります。

くわしくはこのさきの「玄関ドア塗装工程」の章で説明しています。

下塗り、上塗り塗料を希釈しずぎている

塗料 希釈しすぎ
塗料の希釈率を守る

塗料は樹脂+顔料+溶剤(水やシンナー)などで構成されていて、溶剤分が揮発することで樹脂が表面にのこり塗装面を保護します。

塗料には規定の希釈率があるのですが、希釈したほうが塗りやすいと感じる塗装職人も多いので規定以上に希釈され塗装されている場合もあります。

希釈しすぎると乾燥後、塗装面に残る肝心の樹脂分はわずかとなり本来の塗料の性能を十分に発揮できません。

結果すぐに塗膜がはがれてくるという事態に。

安価な塗料を使用している

ペンキ、塗料と一言にいっても、いろいろな種類があります。塗料の主な違いは水性または油性かにくわえて、塗料の耐久性を決めるのに重要な樹脂のグレード。

下の表は外壁塗装用に作成した塗料のグレード表。平米単価は玄関ドアには当てはまりません。

グレード 耐用年数 施工単価/㎡ 代表的な塗料名称
【ニッペ】日本ペイント
【カンペ】関西ペイント
アクリル系 5~7年 1,200~1,600円
【ニッペ】ケンエース、オーデグロス 
【カンペ】アレスアクアグロス
【エスケー】水性コンポアクリル、プリーズコート
ウレタン系 8~10年 1,800~2,200円
【ニッペ】水性ファインウレタンU100
【カンペ】アレスアクアレタン、セラMレタン
【エスケー】クリーンマイルドウレタン
シリコン系 10~15年 2,500~3,000円
【ニッペ】ファインシリコンフレッシュ、ハナコレクションシリーズ、サーモアイSi
【カンペ】セラMシリコンⅢ
【エスケー】クリーンマイルドシリコン、クールタイトSi、ヤネフレッシュSi
ラジカル制御 12~15年 2,500~3,000円
【ニッペ】パーフェクトトップ
【カンペ】アレスダイナミックTOP
【エスケー】エスケープレミアムシリコン
フッ素 15~20年 3,500~4,800円
【ニッペ】ファイン4Fセラミック、サーモアイ4F
【カンペ】セラMフッソ
【エスケー】クリーンマイルドフッソ、クールタイトF
【AGCコーテッック】ルミステージ
光触媒 15~20年 4,200~5,000円
【ピアレックス・テクノロジーズ】ピュアコートANプラス
無機塗料 20~25年 4,500~5,500円
【ニッペ】ダイヤモンドコート、アプラウドシェラスターNEO
【カンペ】ムキフッソ
【エスケー】セラミタイトペイント、スーパーセラタイトF
【アステックペイント】無機ハイブリッドコートJY、スーパーシャネツサーモF

安価な塗料は塗装面との密着力も弱く、劣化もはやいため数年も経過しないうちに塗料がはがれてきます。

玄関ドアの内側は紫外線や雨風の影響はうけづらいので外部に塗られた塗料よりは長持ちしますが、それでもある程度のグレードの塗料は選ぶべき。

ホームセンターで気軽に買えるような塗料は、プロは選びません。

塗料の性能が低いわりに価格が高いからというのが理由。

もしDIYで玄関ドアを塗るのであればプロが使用する塗料を使ってください。

塗料の経年劣化による色あせ、はがれについて

どんなに高価な塗料を使用しても、おそかれはやかれ劣化から逃れることはできません。

一回塗れば一生大丈夫!というような塗料はありません。

そのため年数が経過するにつれて塗膜が色あせ、場合によってははがれが生じてきます。

安価なグレードの低い塗料ほど耐用年数が短いので劣化の症状が早くあらわれます。

玄関ドア(内側)を塗装するために必要になるもの

玄関ドア塗装に必要なもの
玄関ドア塗装には、何が必要??

玄関ドアを塗装するには塗料、ハケ、以外にも必要なものがいくつかあります。

養生に必要なもの
マスカー、ラッカーテープ、床養生用シートなど
ケレン清掃に必要なもの
皮すき、ダスター刷毛、サンドペーパー、マジックロンなど
塗装道具
刷毛、ローラー、さげ缶、さげ缶用カートリッジなど
塗料
さび止め、上塗り塗料、塗料シンナー

玄関ドア(内側)を塗装する工程

マンションの玄関ドアの内側を塗装する工程を実際の作業の様子をもとに解説します。

DIY塗装を行う方は、よごれても良い服装に着替えてから作業を行ってください。

  1. 養生
  2. 下地処理
  3. さび止め塗装
  4. 中塗り・上塗り
  5. 養生撤去、清掃

状況によって細かい工程が前後することがあります。

1.養生をする

マンション玄関ドアの床養生
まずは床養生から

まずは床に養生をします。玄関ドアを掃除するときのゴミや塗装時の塗料の飛散で床を汚さないように床養生をしておくと後が楽。

養生は古新聞など自宅にあるものでも代用できますが、ビニール養生がおすすめ。

塗装になれていない方は床に塗料をポタポタとたらしてしまうことがあります。その場合、古新聞のような薄い紙では床まで塗料が浸透し、床をペンキで汚れてしまうことに。

床の養生が終わったら、玄関ドアの塗らない部分に紙テープで養生をします。

主な箇所はドアノブ、カギまわりと玄関ドアの外側との境界。

玄関ドアを塗装する前の下地処理

玄関ドア ケレン清掃中
ういている旧塗膜の除去

下地処置ははがれている塗膜や油分の除去、玄関ドア全体にペーパーをあてるのが主な下地処理の内容になります。

塗装ばかりに目が行きがちですが、仕上がりや塗料の性能を維持するために塗装面の下地処理は重要な工程。

まず塗膜が浮いている状態であれば塗膜を皮スキで除去。

その後、玄関ドア表面の油分、手あかなどの汚れを除去。

塗装面い油分が残っていると塗装がはがれやすくなります。

3.さび止め塗装

玄関ドア さび止め塗装中
下塗り(さび止め)塗装中

下地処理が終わったら、いよいよ塗装工程に入っていきます。

3回塗りで仕上げていくので、まずは下塗りでさび止め塗料を塗装。

エポキシ系のさび止めを使用すると長持ちします。エポキシ樹脂は密着性の高さが特徴。

ここで注意していただきたいのがさび止め塗料の色。

多くの場合、玄関ドアの内側はクリーム色など白に近いような色になっています。その場合はさび止め塗料の色は白を使用してください。

玄関ドアの内側の色が黒、茶系など濃い色の場合は赤さび色を塗装します。

中塗り・上塗り塗料を塗装していく~養生撤去~完成

下塗り(さび止め)が乾燥したら、中塗り塗装に入りますが、その前に玄関ドアにサンドペーパー(400番程度)をあてます。

中塗りが乾燥したら、同じ様にサンドペーパーを軽くあてて上塗りを塗装。

中塗りと上塗りは同じ塗料を使用します。

上塗りが乾燥したら、養生を撤去して完成!!

分譲マンションの玄関ドアを塗装する3つの注意点

玄関ドア塗装の注意点
玄関ドア塗装には注意点がある
  • 湿度の高い日、気温が低い日はさける
  • 塗料が乾燥するまで玄関ドアは開けっ放し
  • ゴムパッキンは絶対に塗らない

湿度が75%を超えるとき、気温が5度以下の状況下で塗装は塗料メーカーも不向きとしているので、そのような天候のときは塗装作業の延期を検討してください。

玄関ドアの内側は専有部分にあたるので、多くの分譲マンションでは個人で自由に塗装できます。

しかしながら、分譲マンションによって規約があるので確認しましょう。

玄関ドアが開けっ放しの状態になる。ゴムパッキンは絶対に塗らない。

玄関ドアの内側を塗装すると、塗料が乾燥するまで閉めることができなくなります。

玄関ドアを閉めたい時間から塗料の乾燥時間を逆算して作業を終える事。

湿度が低めで温かい日にプロが使用するような塗料で塗装すれば2時間程度で玄関ドアがしめれる状態まで乾燥するはず。

通常、玄関ドアと一緒に内側の枠も一緒に塗装します。

その際に注意したいのがドア枠についているゴムパッキン。

このゴムパッキンに塗料がつくと、いつまでもベタベタした状態になることがあります。

その状態で玄関ドアをしめると、ゴムパッキンと玄関ドアがくっついてしまいます。

まとめ:分譲マンションの玄関ドア塗装はDIYでも可能!

今回の例では玄関ドアのポストは時間の関係上そのままの状態で塗装しました。

このようなポストはポストの蓋をあけると爪がみえるので、その爪をプライヤーなどを使用しておこせばポストが外れます。

玄関ドアの塗装のポイントは、しっかり下地処理(ケレン清掃)を行うこと。油分も大敵。

ドアチェーンなどドライバーで簡単に外せるような金物は外したほうが楽にキレイに塗ることができます。

養生は面倒に思う方も多いのですが、しっかり行っておけば後片付けが楽。

作業は塗って終わりではなく、片付けまでが作業なので、そのあたりも意識して玄関ドアDIY塗装に挑戦してみましょう。

【FAQ】外壁塗装によくある質問にプロが回答

外壁塗装によくある質問

外壁塗装を依頼したくても業者選びに迷われている方は本当に多くいらっしゃいます。はじめての外壁塗装を行う方や失敗経験のある方には「一括見積りサービス」の活用がおすすめ。

このサービスに登録している業者はあらかじめ数項目の審査を受けています。そのため悪徳業者にだまされる確率が格段に低いのが「一括見積りサービス」のメリット。

完全無料であなたのお住いの地域に対応できる業者を数社紹介してくれます。

一括見積りサービスにもいろいろありますが、わたしが推薦しているところをご利用ください。

プロが推薦するサービス! 一括見積りサービスの詳細はコチラから

「自宅の外壁塗装っていくらかかるの?」

外壁塗装には定価というものが存在しないため工事にかかる費用がわかりづらくなっています。このことが悪徳業者の温床となる要因。

外壁塗装の費用は選択する塗料や業者によってもかわってきますが30坪くらいの一戸建てであれば80万円~120万円くらいの間におさまることが多いでしょう。

同じ工事内容でも業者がちがうだけで50万円以上も安くなることもあります。適正価格で外壁塗装を行うには業者選びが重要になってきます。

費用について あなたの住まいの外壁塗装はいくら?

外壁塗装の費用は高額です。おこなわなくて済むのであればそれに越したことはないですよね。しかし、この先も今の住まいで快適に過ごしていくためには外壁塗装は必要な工事と思ってください。

必ず行うべき理由! 外壁塗装の必要性を理解する

外壁塗装を行う際には必ず足場が必要になります。足場がないと近所にも迷惑がかかりますし、そもそもちゃんとした塗装工事を行うことができません。

必ず必要です! 外壁塗装に足場が必要な理由

外壁塗装の業界に悪徳業者が存在するのは事実です。高額な費用を支払ったのにもかかわらず数年で外壁が色あせてきたり、塗膜がはがれてきたりということが実際におきています。

訪問販売で外壁塗装を契約しないだけでも悪徳業者にだまされるリスクは軽減します。

悪徳業者について詳しくまとめた記事を用意してあるので必ずごらんください。

だまされないでください! 悪徳業者の特徴を理解しておく

外壁塗装に使用される塗料には時代によって流行のようなものがあります。そのような塗料を使用るすることで費用対効果が高くなります。

今、外壁塗装を行うのであれば「ラジカル制御型塗料」がおすすめ。

ラジカルって? プロが今、オススメする塗料とは?

外壁塗装の営業がしつこい場合、悪徳業者の可能性が高いです。根負けして契約しないように、気をつけてください。

外壁塗装の営業が頻繁にきませんか?このような状態はあなたの住まいが外壁塗装の時期にきているということ。

優良業者を見つけて外壁塗装を行うことをおすすめします。

外壁塗装の営業がしつこい! しつこい営業の断り方

 

付帯部塗装作業工程塗装DIY!
外壁塗装のペイントダック
タイトルとURLをコピーしました