外壁塗装の色選びは悩ましい…プロがそっと教える色選びのコツ

塗料

外壁塗装の色選びでお悩みでしょうか?

外壁塗装の色というのは、自分が好きな色を塗るという感覚ではありません。

たとえば、あなたの好きな色が「目も覚めるような赤色」だったとしても、外壁を真っ赤にするのは、どうかと思います。

建物の色というのは、まわりの景観も考えて選ぶ必要があるからです。

わたしは、これまで300棟以上の戸建て住宅の外壁塗装をおこなってきました。

そのなかに数件ですが「ホントにこの色でいいんですか?」と思わずききたくなるような外壁の色を選ばれたお客さまもいらっしゃいます。

外壁塗装においての色選びには、ある程度のルールとコツのようなものがあります。

その中から、あなたの好みにあった色を決めていくながれになります。

この記事では、わたしの多くの外壁塗装経験をもとに失敗しない色選びについて解説しています。

最後まで読んでいただくと、「外壁塗装の色の決め方」についてと「色選びに失敗しないための業者選びの方法」がわかるようになっています。

プロのわたしが体験した外壁塗装の色選びの失敗例

わたしが実際に外壁塗装の色について相談された事のある4つの失敗例を紹介します。

  • イメージしていた色とちがった!
  • ツートーンの配色がイマイチ!
  • 派手な色を選んでしまった!
  • 汚れが目立つ色にしてしまった!

イメージしていた色とちがった!

色の打ち合わせを入念におこなっても、実際に外壁塗装をして、お客さまに色の確認をしてもらうと、よくあるのが「イメージした色と違う」

イメージがちがう原因はいろいろあるのですが多くの場合は「おもったより、色がうすい」というもの。

外壁塗装の色決めのさいにA4サイズの色見本板で確認するはずですが、実際に外壁のような大きな面を塗ると、色によっては薄く見えます。

わたしの経験では外壁を濃いベージュにしたい方に多いです。

ツートーンの配色がイマイチ

外壁を2色で塗装する場合、思い切って違う色にしないと「ホントにツートーン?」と感じられ、単色塗装とのちがいがはっきりしない結果になる事があります。

ツートーンの色を決めたときには、2色の見本板を重ねて見るのでハッキリと色の違いがわかります。

しかし実際にツートーンで塗装されているのですが、あまり2色のメリットが感じられない建物にでくわす事もあります。

経験豊富な業者であれば、アドバイスをくれるはずなので、ツートーンなのに単色に見えるというような失敗は少ないはず。

優良業者であれば、もし2色のイメージが違ったとしても、塗りなおしてくれます

2色のうち薄い色の方は薄いクリーム系を選ばれる方がほとんど。

濃い色はイメージしているより2段階濃い色を色見本の中から選ぶと、ツートーンのよさを生かせる場合が多いです。

このあたりは好みもあるので一概にはいえないところでですが。

派手な色を選んでしまった

わたしが過去一般のお宅で塗った派手な色は「ど紫」カタログにない色なので特注色でした。

中塗りを終えた状態でお客様に「この色で大丈夫ですか?」とおそるおそるきいたのですが「大丈夫です!」とこころより返事をいただきました。

お客様は満足してらっしゃいましたが、住宅街にあるお宅なので、ど紫色の外壁は完全に浮いてしまいます。

近所との調和も考えて外壁の色は選ぶようにしてください。

汚れが目立つ色を選んでしまった

かつて外壁の色は「真っ白」をよく塗っていたものです。外壁を真っ白にすると塗りたてはホントにきれいです。

現在では真っ白の外壁色を希望される方は、ほぼいらっしゃいません。時間がたつにつれて汚れが目立ってくる事が理由でしょう。

外壁の汚れ具合は建物の立地条件に大きく左右されます。

すぐそばに畑など土埃がまうような状況下では、真っ白な外壁だけでなく、黒の外壁も汚れが目立ちます。

色の基本について

色には無彩色と呼ばれるものと、有彩色と呼ばれるものがあります。

無彩色とは色みのない「白、黒、グレー」をさします。一方の有彩色とは色みのある色。

そして色は3つの属性「色相」「彩度」「明度」をもっています。

**表スプレッドシート****

色の3属性
色相
赤、青、黄といったような色合いの事
明度
色の明るさを表す度合い
彩度
色の鮮やかさを表す度合い

一応色の基本について簡単に示しましたが、覚えなくても外壁塗装の色の選ぶのに影響はありません。

わたしも実際に色を提案するときに、こういった専門用語は使いません。

外壁塗装の色を決める時のポイント

外壁塗装の色が、なかなか決まらない方は少なからずいらっっしゃいます。外壁塗装の色を選ぶときに、いくつかのポイントがあるので、ご紹介いたします。

  • 外壁塗装では最初におおまかな色をイメージをきめておく
  • 近隣の建物の配色を意識する
  • 鮮やかな色は選ばない
  • 中塗りで外壁の色を確認

それでは、4つ色選びのポイントを順番に解説していきます。

最初におおまかな色のイメージをきめておく

「どの色にしていいのか、わからないんですけど..」色というのは無限です。

外壁に使われる色はある程度決まっているので、まずはどの系統の色がいいか決めておいてください。

白っぽい色、ベージュ、黒、グレーなど、おおまかに決めておくと色選びがスムーズにおこなえます。

おおまかに色をイメージしたら外壁塗料の色見本から具体的な色を塗装業者と一緒に決めてください。

近隣の建物の配色を意識する

住宅地であれば、景観というものを意識する必要があります。

住宅街は落ち着いた印象の色が使われています。その中に赤や黄色などの原色の外壁は浮いてしまいます。

あなたが好きな色を外壁に塗装することができないかもしれません。

外壁塗装での色選びは、近隣と調和するように意識する事がポイントひとつ。

鮮やかな色は選ばない

あなたは鮮やかな色が好みかもしれません。

たしかに鮮やかな色はキレイなのですが、外壁面など大きな面積を塗る色には適しません。

外壁の塗料のカタログに乗っている色見本から選べば、色選びで大きな失敗をすることはありません。

中塗りで外壁の色を確認

一般的に外壁塗装は3回塗り。下塗り、中塗り、上塗りと塗装作業を行います。

下塗りは下地を調整するための塗料ですが、中塗りと上塗りは同じ材料です。

中塗りに違う色を使う場合もあるので、決めた色に自信がなければ中塗り上塗りと同じ色を使ってもらう事で中塗り時点で外壁の色をしっかり確認する事ができます。

万が一イメージとちがった場合は上塗りの色を変更してもらいましょう。

追加料金になることもありますが、優良業者であれば気軽に対応してくれます。

サイトによっては「1㎡以上の試し塗りをして色を確認する」という情報もあります。

間違いとはいいませんが、正しいとも言えません。

試し塗りをするさいには下塗りを塗った状態で行います。多くの下塗りは白からアイボリー。

そのうえから外壁の色を試し塗りすると、下塗り色との比較になってしまうので全体を塗った場合より濃くみえます。

そのため、しっかり外壁色のイメージをつかみたいのであれば、家の一面を中塗りしてもらった状態で、足場のシートを外してもらい色の確認をするべきです。

ここまでしてくれる業者は優良業者なので、安心して外壁塗装工事をまかせる事ができます。

外壁塗装で汚れが目立たない色にしたい場合

外壁に付着する汚れには、土埃やコケなどがあります。

結論から言わせていただくと、これらの外壁の汚れが目立たない色はグレー系。

車をお持ちの方なら想像してもらうとわかるのですが、グレー系であるシルバーの車体は汚れが目立ちません。

実際、わたしもシルバーの車を所有した事があるのですが、白や黒と違ってシルバーは汚れが目立ちません。

しかし、実際にわたしが塗装をしたお宅でグレーを選ばれる方は少ないです。

汚れに関しては気にされる方は多いのですが、最終的に外壁に選ばれる色は、アイボリー系やベージュ系。

ベージュ系は、見た目もあたたかく、おしゃれな印象になり、汚れも目立たないので人気の色合いになっています。

  • アイボリー:象牙のような色。真っ白ではない黄色味がかった白っぽい色
  • ベージュ:ごく薄い茶色。

プロが体験した汚れがつきやすい場所

わたしは、塗装前に行う高圧洗浄機をつかった建物の汚れをおとす時に汚れ具合を確認しながら作業します。

汚れているところは念入りに洗浄したいの理由。

外壁の汚れている場所というのは決まっています。多少の汚れは雨などで流されますが、雨があたらない天井付近のカベにはホコリが必ずたまっています。

天井が広い建物によくこの現象が見られます。

後は、キッチン換気フードまわりの油汚れ。この汚れは月一くらいの換気扇まわりの清掃することで、外壁が汚れにくくなります。

色あせが目立たない外壁色は白系

塗料は必ず色あせていきます。

紫外線の影響で色素の結合に変化していまうのが理由。

この色あせは色によって進行状況がちがいます。わたしの実体験では黄色は一番はやく色あせてきます。

ベージュが色あせてくると黄色成分が先に色あせ、白と赤の成分が残るのでピンクっぽくなっている事があります。

現在外壁塗装につかわれる塗料は、昔と比較すると色あせに強くなってきました。

それでも色あせが気になる方は濃い色は避けた方が無難です。

塗料の色あせは必ず起きるのですが、ただしい塗装の知識がある職人が塗装することで、色あせの進行は遅らせる事ができます。

悪徳業者に濃い色を塗らせると後で大変な事になります。

塗料を自分たちが塗りやすいように希釈し、ひどい業者は上塗り1回だけというところもあります。

時間がたつと外壁がムラムラ状態に。しっかりと外壁塗装を行えば、色あせの進行を遅らせることができる上、ひどいムラにもなりません。

とくに色にこだわりがない方、現状が白っぽい外壁の方で色あせが気になる方はアイボリー系の外壁色をオススメします

外壁塗装の色に関しての注意点

外壁塗装の選びのさいには、多少注意点があります。

  • 光の加減で外壁の色は違って見える
  • 色だけでなく、ツヤによっても外壁のイメージがかわる
  • 選んだ色が、うすい色に感じる
  • 景観ガイドラインのある地域がある

注意点といっても、それほど神経質になる必要はないですが一応覚えておいてください。

光の加減で外壁の色は違って見える

外壁だけに限った話ではないのですが、光の加減で色は違ってみえます。

晴れた日の昼間は外壁色は薄く感じられ、曇った日や朝夕は色が濃く感じられます。

こういった現象は建物の面事によっても確認できます。

日のあたっている面は薄く、影になっている外壁面は濃くかんじられるはずです。

過去に「ベランダ面と北側の外壁の色がちがう気がするんですけど…」というご意見をいただいた事があります。

室内と屋外でも色は違って見えるので、色を決める段階において室内ではなく、実際に外で色の確認をしてください。

色だけでなくツヤによってもイメージがかわる

基本的に外壁塗料はツヤがあるものを使用します。

あまりキラキラした感じが好みでない場合塗料のツヤを落とすことが可能です。

メーカーが発売している塗料はツヤあり、5分ツヤ、3分ツヤ、ツヤ消しなどがあります。

ツヤがない方が落ち着いておしゃれな印象ですが耐候性はツヤがないほど落ちます。

理由はもともとツヤありの塗料につやを消す添加剤をまぜてツヤをおとすので、その分塗料の性能がいくぶん落ちため。

外壁塗装において塗料は水性シリコン系が人気でオススメなのですがメーカーに問い合わせたところ、ツヤを落とすのは3分までが限界だそうです。

一時期つやを落とした塗料を塗るのが流行っていましたが、わたしは最近ほぼツヤあり塗料しかつかっていません。

部屋の中の塗装では、ツヤのない塗料をつかう事が多いです。

選んだ色が、うすい色に感じる

外壁の色に濃いめのベージュを希望される方に多いのが「実際に選んだ色で塗装してみたら、うすかった!」

色をきめる時に色見本で決めるのですが、色見本は外壁と比較すると、とても面積が小さいです。

色は同じ色でも面積が違うと見え方が違ってきます。こういった現象を色の面積効果といいます。

わたしの経験では、濃い色をイメージしている場合、見本の色より2段階くらい濃い色を選ぶとイメージどおりになる印象ですね。

景観ガイドラインのある地域がある

キレイな街並みをたもつ目的で、景観ガイドラインのある地域があります。

お住まいの地域のガイドラインを一応確認してみてください。

たとえば、東京都武蔵野市のガイドラインによると
「外壁は暖色系の低彩度色を基本とする」という内容が書かれています。

外壁以外の付帯部の色決めのコツ

外壁や屋根と比較すると面積が少ない付帯部ですが、付帯部の色で家の印象はかなりかわります。

  • 付帯部はサッシの色を参考にする
  • シャープなイメージにしたいなら
  • 天井の色は白系が無難

アルミサッシは基本的に塗装する事がないので新築の時の色のまま。

このサッシの色と付帯部の色を同系色にすると失敗がありません。

たとえばサッシが茶色の場合、雨戸、雨どい、破風、霧よけなどを茶系にする事で統一感がでます。

シャープなイメージにしたいなら

付帯部と外壁を同系色にすると、ぼんやりした印象になります。

逆に外壁は白、付帯部は黒のようい濃淡差をつけた色を選ぶ事で、ひきしまった印象の建物になります。

濃いベージュの外壁に付帯部は白系なども、おしゃれな感じがしていいですね。

天井の色は白系が無難

一般住宅の天井は、ほぼ白系の色が塗られています。

ここ最近では、わたしも住宅の天井で白以外を塗った経験は数えるほどしかありません。

天井に白色が多い理由は、建物が明るく見えるからです。

過去に天井を濃い色で仕上げた事がありますが、重たい雰囲気になりました。

まとめ:外壁塗装でイメージどおりの色にするなら業者選びが重要。

外壁の色カタログで、あなたが選んだ色を実際に外壁に塗ってみるとイメージが違った!という事があります。

珍しい事ではありませんし、あなたが悪いわけでもありません。

選んだ色がもしイメージとちがっていたなら、イメージ通りの色を塗ってもらうべきだと、わたしは考えています。

あなたは洋服を買う時に、気に入った色のものを選びますよね?それと同じです。

色の変更は多少の費用が発生する事もありますが、優良業者であれば快く引き受けてくれます。

外壁塗装は高額なお買い物です。本当にあなたが気に入った色を選んでくださいね。

外壁塗装の優良業者については下の記事にまとめてあるので、ごらんください。

【FAQ】外壁塗装によくある質問にプロが回答

外壁塗装によくある質問

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「自宅の外壁塗装っていくらかかるの?」

外壁塗装には定価というものが存在しないため工事にかかる費用がわかりづらくなっています。このことが悪徳業者の温床となる要因。

外壁塗装の費用は選択する塗料や業者によってもかわってきますが30坪くらいの一戸建てであれば80万円~120万円くらいの間におさまることが多いでしょう。

同じ工事内容でも業者がちがうだけで50万円以上も安くなることもあります。適正価格で外壁塗装を行うには業者選びが重要になってきます。

費用について あなたの住まいの外壁塗装はいくら?

外壁塗装の費用は高額です。おこなわなくて済むのであればそれに越したことはないですよね。しかし、この先も今の住まいで快適に過ごしていくためには外壁塗装は必要な工事と思ってください。

必ず行うべき理由! 外壁塗装の必要性を理解する

外壁塗装を行う際には必ず足場が必要になります。足場がないと近所にも迷惑がかかりますし、そもそもちゃんとした塗装工事を行うことができません。

必ず必要です! 外壁塗装に足場が必要な理由

外壁塗装の業界に悪徳業者が存在するのは事実です。高額な費用を支払ったのにもかかわらず数年で外壁が色あせてきたり、塗膜がはがれてきたりということが実際におきています。

訪問販売で外壁塗装を契約しないだけでも悪徳業者にだまされるリスクは軽減します。

悪徳業者について詳しくまとめた記事を用意してあるので必ずごらんください。

だまされないでください! 悪徳業者の特徴を理解しておく

外壁塗装に使用される塗料には時代によって流行のようなものがあります。そのような塗料を使用るすることで費用対効果が高くなります。

今、外壁塗装を行うのであれば「ラジカル制御型塗料」がおすすめ。

ラジカルって? プロが今、オススメする塗料とは?

外壁塗装の営業がしつこい場合、悪徳業者の可能性が高いです。根負けして契約しないように、気をつけてください。

外壁塗装の営業が頻繁にきませんか?このような状態はあなたの住まいが外壁塗装の時期にきているということ。

優良業者を見つけて外壁塗装を行うことをおすすめします。

外壁塗装の営業がしつこい! しつこい営業の断り方

 

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