あなたのお住まいはレンガ調サイディングの外壁で間違いないでょうか?
もし本物のレンガづくりの建物であれば外壁塗装の必要はないので、この記事を読む必要はありません。
レンガづくりは、レンガ自体が重いので、家の総重量が思くなります。そのため地震に弱い建物なので地震の多い日本の住まいとしてレンガづくりは向いていません。
しかし、レンガの風合いはなんともいえず、おしゃれな感じ。建物に重厚感、高級感あたえてくれます。
本物のレンガは、工事費用も高いのも難点。
レンガの風合いを生かし、しかも軽くて、施工費かさまない外壁材が「レンガ調サイディング」
レンガ調サイディングは外壁の下側につかい、2トーンにしたり、建物のポイントにレンガ調サイディングをつかい、おしゃれ感を演出するのに向いた外壁材。
わたしは、これまで300棟以上の建物の外壁塗装をしてきました。その中で数は多くないですがレンガ調サイディングの塗装もおこなった経験があります。
この記事は、外壁塗装のプロであるわたしの経験をもとに「レンガ調サイディング」の外壁塗装についてまとめたものです。
そもそもレンガ調サイディングに外壁塗装は必要?
サイディングも紫外線や雨風などの影響で劣化していきます。サイディングが劣化してくるとチョーキングや割れなどの症状があらわれ、防水性が損なわれていきます。
こういった事からサイディングにも外壁塗装は必要です。
サイディングには目地があり、コーキング処理がされています。このコーキングも劣化するので外壁塗装の際に、打ちなおすなどのメンテナンスが必要。
「そもそも自宅ってサイディングなの??」
このようにお住まいの外壁の種類がわからない方は下の記事をごらんください
戸建住宅の外壁! 簡単!外壁の種類の見分け方!戸建ての90%を占める外壁材とは!?
レンガ調サイディングを外壁塗装する4つの工法
レンガ調サイディング外壁の塗装方法として考えられるものは以下の4工法。
レンガ調サイディングを塗りつぶし塗装する
通常塗装と同じ工程で下塗り、中塗り、上塗りと行い外壁をしあげます。モルタル外壁では、ほぼ、この塗装工法。
基本は3度塗り! 一戸建て外壁塗装は3回塗りが基本!2回しか塗らない手抜き業者も…
しかし、この工法はデザイン性の高いレンガ調サイディングには不向き。
なぜなら、レンガ調サイディングの特徴である独特の風合いが、塗料で塗りつぶされる事によって、のっぺりとした印象のものになり、せっかくのレンガ調のデザインが台無しになってしまうからです。
サイディングの目地と表面の色をわける2色塗り
レンガ調のサイディングの表面と目地の色をわけて、外壁にデザイン性をもたせ立体感を演出します。
サイディングの表面と目地をわける二色塗りは4回塗りとなり、通常より工程数が増え、手間もかかるため、費用もかさみます。
- 下塗り
- 中塗り(目地の色)
- 上塗り(目地の色)
- 目地を残して表面の塗装
レンガ調のサイディングの配色は複雑なので、表面を塗りつぶしてしますと、レンガの風合いは失われます。
サイディングの劣化が進行している場合は、向いている塗装工法。
レンガ調サイディングを吹き付けでおしゃれに塗装
特殊な塗料を吹き付け塗装することで塗りつぶし塗装とはちがったおしゃれな風合いを出すことも可能。
日本ペイントの水性ペリアートという塗料を使用してサイディング外壁塗装をした様子を下の記事に掲載しています。
高級感!おしゃれ! 外壁を吹付け塗装でおしゃれに!高級感アップ!?水性ペリアート
レンガ調サイディングに向いているクリア塗装
レンガ調のサインディングの外壁塗装に一番向いているのが、クリア塗装。
クリア塗装は透明な塗膜のために下地が透けてみえます。そのためにレンガ調の風合いを残したまま、外壁をコーティングする事ができるのです。
レンガ調だけでなく石目調などデザイン性の高いサイディングに向いているのがクリア塗装。
サイディングのクリア塗装に関しては、下の記事にまとめてあります。
レンガ調サイディングの外壁塗装のタイミング
外壁塗装のタイミングは10年といわれています。わたしも住いの建物は10年毎の外壁塗装を推奨しています。
しかし、レンガ調サイディングの場合10年では、ちょっと遅いかもしれません。
その理由は、クリア塗装にあります。レンガ調のサイディングの塗装はクリア塗装が向いています。レンガ調のデザインをそのまま生かす事ができるからです。
クリア塗装は、サイディングのデザインが生かせるのがメリットなのですが、この事は逆にデメリットになり得ます。
下地の状態がそのまま仕上がりに直結するクリア塗装なので、下地であるサイディングの外壁があまり痛んでしまうと、その劣化状態が仕上がりに反映されてしまいます。
こういった理由からレンガ調サイディングの外壁塗装のタイミングは、通常10年とされる外壁塗装の時期より早めに行っておくことが望ましいですね。
サイディング クリア塗装の工程
レンガ調のサイディングのクリア塗装の工程は通常、中塗りと上塗りの2回塗り。
- 足場設置
- 高圧洗浄
- 下地処理
- 養生
- クリア塗装1回目
- クリア塗装2回目
- 養生撤去
- 付帯部塗装
- 足場解体
ざっくりとしたクリア塗装の工程ですが、通常の外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りですが、通常のクリア塗装では、同じ塗料を2回ぬって仕上げになります。
サイディングのクリア塗装については、下の記事にくわしくまとめてありますので、ごらんください。
レンガ調サイディングの外壁塗装を成功させるための業者選び
レンガ調サイディングの外壁塗装を成功させるには業者選びが重要!
業者選びに失敗すると高額な費用を支払ったのにもかかわらず数年も経過しないうちに外壁が色あせてきたり塗膜がはがれてきたりするトラブルに見舞われます。
外壁塗装の業者選びを難しくしているのが悪徳業者、手抜き業者の存在。
悪徳業者のウワサはあなたも耳にしたことがあるのではないでしょうか?
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まとめ:レンガ調サイディングはクリア塗装を早めに行う
レンガ調などデザイン性の高いサイディングは、通常塗装の単色塗りつぶしでは、外壁全体がのっぺりとした印象となり、せっかくのレンガ調の風合いが台無しになります。
レンガ調の外壁の風合いを生かしながら外壁塗装をおこなうには、クリア塗装がおすすめ。
建物の外観をおしゃれな感じに維持したいと願う、あなた向けの外壁塗装の工法です。