透明塗料!?サイディングはクリア塗装の工程!以外に安くてキレイ?

作業工程

一般住宅の外壁で多くつかわれている窯業(ようぎょう)系サイディング。

耐震性、防火性が高いので、住宅の外壁に適しています。

このサイディングはデザインが豊富で、レンガ調、タイル調、石目調などとさまざまな模様のものがあります。

あなたは、サイディングの外壁塗装をお考え中でしょうか?

モルタル壁の建物のように、通常塗装をしてしまうと、せっかくのサイディングのデザインがだいなしになることがあります。

あなたの家の外壁は、サイディングでデザイン性が高く、おしゃれな雰囲気なはず。

あなた自信も自宅のサイディングが気にいってらっしゃることでしょう。

自宅のサイディングのデザインが気に入ってるから、外壁塗装で塗りつぶしたくないな…

塗装のプロ
塗装のプロ

クリア塗装なら、透明な塗料なのでサイディングのデザインを生かした外壁塗装ができますよ!

 

「自宅のサイディングを外壁塗装したいけど、せっかくデザインがだいなしになるのは嫌だ!」

サイディングのデザインをそのまま生かせる、クリア塗装であれば、あなたの願いをかなえることができます。

300棟以上の一般住宅の外壁塗装をおこなってきたわたしに、サイディングのクリア塗装について解説させてください。

そもそもサイディングに外壁塗装は必要なの?

サイディングも劣化するので外壁塗装は必要です。

サイディング自体も劣化するのですが、それより早く劣化するのがコーキング

コーキングというのは、建物の隙間に防水、気密性を高めるために充填する材料で固まるとゴムのようになります。

コーキングが劣化してくると、そこから雨水が侵入します。

サイディングの裏には通気層をはさんで、透湿防水シートが張られています。

このシートが2次防水の役割をはたしているのですが、透湿防水シートも、主に熱によって劣化し、場合によっては切れて防水性を失うこともあるので、コーキングの切れ目からの雨水の侵入に関しては気を配っておくべきです。

サイディングの外壁塗装の際には、劣化しているコーキングはとってしまい、新しくコーキングを充填します。

サイディングの外壁は、サイディング自体の劣化だけでなく、コーキングも劣化するので、充填しなおす必要があります。
ここでの充填(じゅうてん)とは、すきまをコーキングでうめる作業の事をさします。

こういった理由から、サイディングも外壁塗装は必要な工事なのです。

サイディングをクリアで仕上げるメリットとデメリット

画像引用元:日本ペイント

通常塗装でつかう塗料には色のもととなる顔料がふくまれてますが、クリア塗料には顔料が含まれていないため透明。

そのためにサイディングのデザインを生かした外壁塗装が実現できます。

このように、クリア塗装には透明ならではのメリットがあるのですが、デメリットもあるので合わせて解説させてもらいます。

クリア塗装のデメリット

  • 透明な塗料だけに、サイディングの劣化状況もそのまま透けてみえてしまう
  • 密着性が悪いサイディングもある

クリア塗装は、下地の状態が見えてしまう

クリア塗装は透明な塗料で外壁を保護するので、サイディングのデザインを生かせます。

これはメリットなのですが、逆にデメリットにもなりうるのです。

サイディングにヒビや欠けなど劣化がある場合は、クリア塗料を塗っても、その劣化状態がそのまま仕上げに影響します。

ヒビや欠けを補修した場合も、そのままでは補修箇所が目立ちます。

わたしは、場合によってですが、コーキングなどで補修した場合は、似たような色を自分で調合して、まわりのサイディングの模様にあわせて筆で補修します。

サイディングの劣化が進みやすいのは、南面のベランダの外側です。

こういった劣化した部分のサイディングを撤去して、新しいサイディングを張ることで、対応する事もあります。

密着性が悪いサイディングがある

外壁に限った話ではないのですが、長期間、汚れない!

というようなものは塗料が密着しづらく、塗っても短い期間で塗料がはがれてしまう可能性が高いです。

ツルっとした表面のものは汚れもつきづらいですが、塗料も密着しづらい傾向。

たとえば、アルミサッシも塗料が密着しづらいです。

サイディングだと、メーカーが特殊なコーティングをしたものは、塗料の密着性がわるく「難付着サイディングボード」と呼ばれています。

難付着サイディングボードの種類
コーティング 特徴 見分ける方法
光触媒 日光で汚れを分解
新築から10年経過していてもキレイ。サイディングに光沢もあり、チョーキングもおきていない
2001年以降のサイディングボード
無機系 陶磁器のようなガラス質の表面で汚れづらく、おちやすい
フッ素 雨水や汚れをよくはじく

何付着サイディングボードと知らずに外壁塗装をしてしまうと、短い期間で塗料がはがれてくる可能性が高いです。

こういった外壁の見極めができる業者に依頼したいところですね。

クリア塗装のメリット

クリア塗装のメリットは、やはり仕上がりの風合いの良さ!

冒頭からサイディングのメリットはお伝えしているとおり、サイディングのデザインを生かせるのが最大のメリット。

クリア塗装は透明な塗料をつかうために、あなたが気に入っているサイディングのデザインを生かした外壁塗装ができます。

  • サイディングのデザインを生かせる
  • チョーキングしない
  • 外壁にツヤがでる
  • 雨水をはじく

クリア塗装はチョーキングしない!

新築から10年もすると、外壁にチョーキング現象が起きる事があります。

チョーキング(白亜化)現象というのは、塗料の色成分である顔料が劣化してチョークの粉のようになること。外壁塗装のサインでもあります。

クリア塗装は、透明な塗料のために原料に顔料を含んでいません。

そのためチョーキング現象がおきないのです。

あなたの家の外壁はチョーキング現象を起こしていませんか?

手で外壁をさわると、白い粉がつくので、チョーキング現象は、すぐにわかりますよ!

外壁につやがでる

クリア塗料をサイディングに塗装すると、ツヤがでて光の加減でキラキラしてキレイにみえます。

個人的にはツヤがあるほうが好きなのですが、落ち着いた感じにしたいのであれば、クリア塗装はツヤをおさえる事も可能!

仕上がりのツヤの状態で、ツヤあり、5分ツヤ、3分ツヤの塗料があるので、希望に応じて選べます。

クリア塗装をすると雨水をはじく!

クリア塗装をした後に雨がふると、その塗装効果がわかります!サイディングが雨水をはじいて外壁がしっかりコーティングされているのを確認する事ができます。

あなたの車にワックスをかけたての状態を思い出してください。

その状態で車が雨にあたると、どうでしょうか?

クリア塗装は、しっかりと雨をはじき、あなたの大切な住まいのサイディングを守ります!

サイディングの外壁をクリアで仕上げる工程

  1. 高圧洗浄でサイディングの汚れをしっかり落とす
  2. 塗装しない部分の養生(サッシ等)
  3. クリア塗装1回目
  4. サイディングの劣化部分の補修
  5. クリア塗装2回目
  6. コーキング撤去、充填
  7. 外壁クリア塗装完了

1.高圧洗浄

外壁などの塗装面だけでなく、サッシや網戸など建物全体を高圧洗浄機で汚れをキレイにおとします。

下地が汚れていると、塗料の密着が弱くなるのでしっかり洗浄します。

このあたりは通常塗装の時と同じですが、クリア塗装の場合はサイディングの汚れがそのまま仕上がりに影響します。

サイディングがチョーキング現象をおこしているなど、劣化している場合は高圧洗浄をすると、サイディングの模様がムラになります。

高圧洗浄でムラになるようなサイディングは、事前の外壁調査でわかるので、そういった場合は無理にクリア塗装をすすめません。

2.養生

サッシなど塗装しない部分に養生します。基本的にローラーを使っての作業になりますが、気を使っていても、塗料でサッシを汚してしまうので、かならず養生は行います。

雨どいなど塗装する場合でも必ず養生をします。

雨どいなどの養生をする理由は、外壁塗装時に雨どいなどにクリア塗料がついてしまうと、その上からぬる塗料の密着性もよくないですし、仕上がりもキレイにいかないため。

雨どい(縦)に養生をしない業者は悪徳業者の可能性が高いですね。

3.クリア塗装1回目

通常の外壁塗装塗装では、下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本。

しかし、クリア塗装は通常は2回塗りです。

サイディングの汚れなど、下地を確認したら、一回目のクリア塗料を塗装します。

4.サイディングの補修

一回目のクリア塗装がおわると、サイディングの劣化部分がよくわかるようになります。

可能なかぎり、サイディングの補修します。

補修したあとは、クリア塗装完了後もわかりますが防水性を重要視するような補修の場合、見た目よりも防水性をわたしは選択します(コーキングをしっかり充填するなど)

外壁調査のときに、あまりにもサイディングの補修部分が多い場合には、クリア塗装は、おすすめしません。

5.クリア塗装2回目

この2回目のクリア塗装の塗り方で仕上がりがきまります。

塗り残しがないように、サイディングにクリア塗料をのっけるように、しっかりと2回目の塗装を行います。

後日、外壁クリア塗装部分の乾燥状態をたしかめて、コーキングの工事にはいっていきます。

6.コーキング撤去、充填

外壁塗装業者の中には、コーキング作業を最初におこない、そのうえからコーキングも一緒にクリア塗装をするところもあります。

しかしこれは、正しい順番とはいえません。

正直にお話しすると、わたしもかつて、コーキング後にクリア塗装をしてしまった事があります。

コーキングはゴム質なので、その上にクリア塗料を塗っても、ゴムの伸縮に塗料の幕の柔軟性が追いつかず、コーキングに塗った塗膜がやがて、シワシワになりはがれてきます。

わたしの勉強不足でお客様には申し訳ないことをしたと反省しています。

わたしは経験から、コーキングの上にクリア塗料は塗らない方がイイことを知りましたが、塗料メーカーもやはりコーキングの上にクリア塗料を塗ることはNGという回答をだしています。

7.サイディングクリア塗装完成

外壁クリア塗装が完了したら、養生をはずして、雨どい、破風、雨戸などの付帯部の塗装を行っていきます。

サイディングクリア塗装の相場

30坪くらいのお宅であれば、コーキング、屋根、付帯部、外壁クリアの総額で、100万円前後になることが多いでしょう。

高くても150万円以内には収まるはずです。

建物の状況や頼む業者によっても外壁塗装の費用というのは、かわってくるので、はっきりとした金額をお伝えすることができなくて、本当にもうしわけありません。

クリア塗装でも通常塗装でも、そこまで大きく外壁塗装費用がかわる事はありません。

外壁塗装費用の相場については下の記事にまとめてあるので、ごらんください。

サイディングクリア塗装の業者選び

はじめての外壁塗装を行うときに、本当に悩むのが業者選び。

この業者選びに関しては、プロのわたしでも、正直お伝えしづらい…

その理由は、外壁塗装にはさまざまな申し込み先があるからです。

その中でも、オススメしておきたい業者は「地域の塗装屋さん」

外壁塗装を他の窓口で頼んでしまうと、中間マージンが発生するので割高になりがちです。

結局、外壁塗装工事を行うのは「地域の塗装屋さん」というのは、ご存じでしたか?

適正価格でしっかりした外壁塗装をお望みであれば、「地域の塗装屋さん」にお願いするのが一番。

外壁塗装の業者選びに関しては、下の記事にまとめてあるので、ごらんください。

まとめ:サイディングの風合いを生かすならクリア塗装が最適!

デザイン性高いサイディングを通常塗装すると、せっかくの風合いが台無しになることがあります。そういった場合にサイディングのデザインを生かせるのがクリア塗装。

サイディングの外壁塗装にはコーキング工事がセットになりますが、コーキングはクリア塗装してはいけません。

クリア塗装は、塗料の原料に顔料が含まれていないためチョーキング現象を起こさないのもメリット。

塗料が密着しづらい「難付着サイディングボード」には、注意が必要。

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