やっぱシリコン?外壁塗装の塗料の種類でプロがオススメの塗料とは?

塗料

外壁塗装をお考え中でしょうか?

それとも、すでに見積書を比較している段階でしょうか?

あなたが気になっている外壁塗装の塗料には、流行みたいなものがあります。

今現在であれば「ラジカル制御型」の塗料がコストパフォーマンスがよくオススメ。

わたしはこれまで300棟以上の外壁塗装のこの手で行ってきました。

ラジカルというのは、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素などの樹脂ではなく、塗膜の劣化の原因となる因子。

そのラジカルを制御することで耐候性を高めた塗料が「ラジカル制御型の塗料」

わたし自信も2015年あたりから、積極的に「ラジカル制御型」の塗料を外壁に使用しています。

耐久性、性能については経過観察中ですが、いまのところオススメできる塗料と言えます。

この記事では、外壁塗装の塗料だけでなく、屋根や付帯部にふさわしい塗料を解説していきます。

あなたが外壁塗装をする際に、かならず役立つ情報なので最後までごらんください。

外壁塗装の塗料にはグレードがある

ひとことに塗料といっても、いろいろな種類があります。

塗料に使われている樹脂や塗料の機能によってグレードがあり、グレードが高いものほど塗料も塗装単価も高くなります。

グレード 耐用年数 施工単価/㎡ 代表的な塗料名称
【ニッペ】日本ペイント
【カンペ】関西ペイント
アクリル系 5~7年 1,200~1,600円
【ニッペ】ケンエース、オーデグロス 
【カンペ】アレスアクアグロス
【エスケー】水性コンポアクリル、プリーズコート
ウレタン系 8~10年 1,800~2,200円
【ニッペ】水性ファインウレタンU100
【カンペ】アレスアクアレタン、セラMレタン
【エスケー】クリーンマイルドウレタン
シリコン系 10~15年 2,500~3,000円
【ニッペ】ファインシリコンフレッシュ、ハナコレクションシリーズ、サーモアイSi
【カンペ】セラMシリコンⅢ
【エスケー】クリーンマイルドシリコン、クールタイトSi、ヤネフレッシュSi
ラジカル制御 12~15年 2,500~3,000円
【ニッペ】パーフェクトトップ
【カンペ】アレスダイナミックTOP
【エスケー】エスケープレミアムシリコン
フッ素 15~20年 3,500~4,800円
【ニッペ】ファイン4Fセラミック、サーモアイ4F
【カンペ】セラMフッソ
【エスケー】クリーンマイルドフッソ、クールタイトF
【AGCコーテッック】ルミステージ
光触媒 15~20年 4,200~5,000円
【ピアレックス・テクノロジーズ】ピュアコートANプラス
無機塗料 20~25年 4,500~5,500円
【ニッペ】ダイヤモンドコート、アプラウドシェラスターNEO
【カンペ】ムキフッソ
【エスケー】セラミタイトペイント、スーパーセラタイトF
【アステックペイント】無機ハイブリッドコートJY、スーパーシャネツサーモF

住宅の外壁塗装で、アクリル、ウレタン樹脂グレードの塗料が使用されることは少なくなってきました。

外壁の塗料はツヤを選べる

ご存じない方も多いのですが、塗料で選べるのはグレードだけではありません。

外壁塗料はツヤも選ぶ事ができます。

ツヤ加減により「ツヤ消し」「3分ツヤ」「5分ツヤ」「7分ツヤ」「ツヤ有り」のような段階があり、「ツヤ消し」「3分ツヤ」より「7分ツヤ」「ツヤ有り」の方が光沢があり、ひかりの加減でキラキラと輝いてみえます。

外壁を「3分ツヤ」くらいにすると建物が落ち着いた印象になります。

外壁塗装における塗料の効果

外壁塗装をすると見た目がキレイになります。

美観も塗料による効果といえますが、ほかにも塗料にはいろいろな機能があります。

「これを塗れば、間違いない!」というすべての機能を兼ね備えた塗料はないので、塗装する場所の環境や状況にあわせて塗料を選ぶ必要があります。

・代表的な塗料の効果は

  • 耐候性
  • 防カビ・防藻
  • 弾性
  • 透湿性
  • 遮熱性

耐候性塗料とは

塗料の耐候性とは「塗料がどれだけの時間、その効果を維持できるか」という事。

耐候性とは紫外線や雨風、気温変化などの変化によって塗料の劣化が起きにくい性質の事。

塗料が劣化し白い粉状になっている「チョーキング現象」は塗料の耐候性が失われた状態。

外壁塗装の時期! 外壁チョーキング現象!外壁をさわると手につく白い粉の正体!

耐候性は促進耐候性試験という劣化を早める状態での試験により等級分けされています。

JIS 促進耐候性 キセノンランプ法
等級 条件
主な塗料の種類
1級 照射時間2 500時間後 の光沢保持率が
80 % 以上
シリコン・フッ素
2級 照射時間1200時間後 の光沢保持率が
80 %以上
ウレタン・アクリル
3級
照射時間600時間後の 光沢保持率が
70 %以上
 

防カビ・防藻性塗料とは

外壁のよごれには雨だれ、ホコリ、などの無機物のほかに、カビ・コケ・藻などの有機物によるものがあります。

こういったカビやコケの発生をおさえる機能をもつ塗料があります。現在主流である「ラジカル制御型」の塗料は、防カビ・防藻性。

新築から数年たつと北面の外壁がコケで緑がかる場合があります。

これは新築時で使われた塗料が「防カビ・防藻効果がない、または弱い」安価なものである事が原因として考えられます。

藻とは水中に生える草の総称のこと。

弾性塗料とは

弾性塗料とは乾くとゴムのように伸びる性質のものをさします。

かつてモルタル外壁のヒビ割れに追従する、弾性塗料の全盛期がありました。日本ペイントの弾性塗料「DANユニ」「DANフレッシュR」「DANシリコンセラ」などが代表的でわたしも当時はよくこれらの弾性塗料を使用していました。

しかしむかしの弾性塗料は透湿性がないために塗膜が膨らんできたりする問題があったり、密着性もよくないので次第に使われなくなりました。

現在よく外壁に使われる水性シリコン系の塗料でも弾性タイプがあり使用経験もあるのですが、こちらの塗料は、いまのところトラブルを耳にしていません。

わたしは乾いた塗膜をチェックする事が多いのですが昔の塗料と比較すると現在の塗料の進化に関心します。

透湿性塗料とは

透湿性とは湿気を逃がす性質のこと。外壁に湿気がたまったままの状態だと外壁材や建材の劣化をはやめます。

そこで生まれたのが透湿性を持たせた塗料。

湿度は通しますがちゃんと防水性もあります。

ちょっと不思議ですよね?これは液体と気体の粒子の大きさの違いを利用しています。

雨は粒子が大きいので塗膜を通しませんが、湿気は粒子が小さいので徐々に外に逃げていく仕組みになっています。

遮熱性塗料とは

太陽光による熱をさえぎる機能をもった塗料。夏場の日差しによる室内の温度上昇をおさえる効果があります。約1℃~3℃くらいの温度低下が見込めます。

実際に遮熱塗料を塗った建物の方にお聞きすると「なんか涼しくなったような気がする」くらいの体感ができるようです。

室内温度が1℃さがるとエアコンにかかる電気代が10%さがると言われています。

屋根を塗装するのであれば、遮熱塗料を選んでください。

プロがオススメする外壁塗料

塗料はプロに建物の状態やあなたが外壁塗装に求めるものを考慮して選ぶことが望ましいです。

しかしながら時代によって塗料には流行というものがあり、その塗料を選ぶ事が一番コストパフォーマンスがいいといえます。

現在の主流はシリコン系の塗料。

コスパ最高! シリコン塗料のメリット!一戸建の外壁塗装はシリコンがオススメ!

現在ウレタンを利用する人は少なく、ウレタン塗料が売れないので逆にシリコンより仕入れ値が高くなる場合もあるとのこと。

塗料専門店の社長からきいた話です。

参考までに、わたしがこれまで実際に使用してきた塗料の中で好印象だったものを、いくつかあげておきます。

外壁がモルタルの場合の塗料例

塗料のグレードはいろいろありますが、オススメはラジカル制御型の水性シリコン。

商品名をあげると
関西ペイントの「アレスダイナミックトップ」
エスケー化研の「プレミアムシリコン」

モルタルの外壁の下塗りには微弾性の塗料をつかうのが主流。

・おすすめ塗料の施工例

  1. 下塗り「水性ソフトサーフSG
  2. 中塗り・上塗り「プレミアムシリコン

外壁がサイディングの場合の塗料

・塗りつぶしの場合

オススメはやはりラジカル制御型の水性シリコン。サイディングの場合は下塗り塗料がかわります。

下塗りは日本ペイントの「水性シリコンエポサーフ」がわたしが一番信用しているサイディングの下塗り塗料。

おなじような他の下塗り塗料も使用経験があるのですが、下地への密着性が抜群なので気に入って積極的に使用しています。

  1. 下塗り「水性シリコンエポサーフ
  2. 中塗り・上塗り「パーフェクトトップ」

・クリア塗装の場合

サイディングのデザインを生かしたい場合はクリア塗装が向いています。

わたしがよく使用するおすすめのクリア塗料は

日本ペイントピュアライドUVプロテクトクリヤー

サイディングには塗料の密着性がわるい材質のものがあるので、注意が必要!

サイディングのクリア塗装については下の記事にまとめてあります。

外壁以外の塗装部分の塗料

外壁塗装に必要な足場の費用は30坪程度の建物で15万円~20万円。

せっかく足場を設置するので外壁だけでなく、塗装できるところは全部塗装してしまった方が、お得。

実際に、外壁だけでなく屋根、付帯部を塗装される方が大半です。

屋根や付帯部に使用する塗料は,多くの場合、外壁塗料とは違う塗料で塗装します。

わたしが信頼して使用している塗料の一部を参考までに、お伝えしておきます。

屋根

スレート

屋根の材質にはスレート、トタン、瓦などの種類がありますが、中には塗装できないものもあります。

屋根は太陽光、雨風の影響を受け続けるところなので耐候性の高い屋根専用の塗料を塗装します。

屋根の塗料でわたしがオススメしているのエスケー化研「クールタイトSi

付帯部

付帯部とは、破風、雨どい、雨戸、霧よけ、軒天などの外壁以外の塗装部分。

軒天は、多くの業者が日本ペイント「ケンエースG‐Ⅱ」を使用します。住宅の軒天といえばケンエースというくらい昔からの定番塗料。

他の鉄部や木部は、各メーカーから発売されている2液型のウレタン、2液型のシリコンがオススメ。

一時期作業性のよさから一液型のウレタン塗料が流行っていたのですが、2液型の方が耐候性、密着性がたかいのでトラブルも少ないので、付帯部には基本的に2液型の塗料を使ってください。

日本ペイント
関西ペイント セラMレタン
ロックペイント ユメロック

これらの塗料は発売されてから年月が経っているので実績のある塗料。

こういった一般住宅の付帯部にむいた2液型の塗料で、わたしが気に入って使用しているのは「ユメロック」

外壁塗装で適切な塗料を塗るには業者えらびが重要

あなたの希望や建物の状態を判断して塗料を選ぶには、経験豊富なプロのアドバイスが必要。

塗料に知識のある優良業者は、どこで探せばいいいの?

塗装のプロ
塗装のプロ

外壁塗装の業者選びについては下の記事にまとめてあります。

 

まとめ:塗料によって性能や効果はさまざま!

塗料には樹脂の成分や性能などでグレードがあります。一般住宅の塗り替え時期は10年くらいなので、それを考えて塗料を選ぶとコストパフォーマンスが高くなります。

これから外壁塗装を行うのであれば、外壁には「ラジカル制御系」の塗料がおすすめ

ラジカル制御も一般のシリコンも、価格差が少ないのがオススメの理由です。

タイトルとURLをコピーしました