外壁塗装DIYの費用は安くない!?プロがおすすめしない7つの理由

作業工程

わが家の外壁塗装を自分でやってみたい!

自分で外壁塗装をすれば、安くすみそう!

よしっ!さっそく今度の休日に、わがやの外壁塗装だ!

塗装のプロ
塗装のプロ

ちょっとまってください!!
外壁塗装は、そんなに簡単なものでは、ありませんよ!

わたしは一般住宅の外壁塗装を300棟以上、おこなってきました。

その中で、外壁塗装をDIYでおこなった人に数名お会いしたことがあります。

やはり「外壁塗装費用をおさえたい!」という理由でDIYという選択になったと話されてました。

ホームセンターで買ってきた塗料を塗られていたのですが、完全な塗料の選択ミス!

外壁も下地処理もしないで、一度塗りしただけという、ちょっと残念な状態

つかわれていた塗料は安価な艶消し塗料でしたので、雨もはじきません。

ちょっとこれでは本来家を守るという外壁塗装の意味合いから大きく外れています。

外壁塗装DIYをおこなった方は、自分が間違っていることに気づいていない状態。

外壁塗装に対するちゃんとした知識がないので当然なのですが…

わたしは、お客さまのDIY塗装に対して言いたいことは山ほどあったのですが、何も言えませんでした。

外壁塗装のプロは、塗装面である外壁の状態をみて、下地処理の方法や下塗り、上塗り塗料の選択をしていきます。

建物の状態の応じた適切な塗料えらびをするには、長年の経験と知識が必要。

外壁塗装はあなたが思っているほど、簡単な事ではないということを最初にお伝えしておきます。

外壁塗装DIYの前にプロの作業工程を知る!

外壁塗装はただペンキを塗るだけの工事ではありません。

雨漏りがしない快適な住まいを長く維持するためには、キチンと手順をふんだ作業が必要になります。

外壁の種類や外壁の状態によって、わたしは作業工程をかえていますので、作業順序は状況により前後します。

外壁がモルタルの場合

  1. 仮設足場の設置
  2. 建物全体の高圧洗浄
  3. 塗らないところの養生
  4. 外壁のクラック等、下地処理
  5. 破風、きりよけ、雨どいなど付帯部のケレン
  6. 金属部のさび止め塗装
  7. 木部の下塗り
  8. 付帯部の養生
  9. 外壁の下塗り、中塗り、上塗り
  10. 付帯部の中塗り、上塗り
  11. 養生をとる
  12. サッシ等のそうじ
  13. 塗装部のチェック
  14. 仮設足場解体
  15. 最終確認、清掃
  16. 完了

虎の巻! 手抜きは許さない!必見!これがプロの外壁塗装の作業工程だ!

付帯部というのは、外壁以外の塗装可能な部分。

主に、天井、破風、雨どい、雨戸、きりよけなど。

外壁塗装に関しては、下地調整用の塗料を1回目に塗り、2回目で上塗りと同じ材料(色は変える場合がある)3回目の塗装で完了します。
通常は3回塗りですが、下地の状態がわるいと3回以上塗ることもあります。

木部、鉄部が多いタイプの建物は、外壁塗装より付帯部塗装のほうが時間がかかるので、外壁塗装がおわっても塗装工事はしばらく続きます。

その理由は、外壁より、付帯部の方が細かい作業になるのと、付帯部は痛みやすいので場所によっては作業工程が増えるから(木製の破風板は5~6回塗りのこともある)

外壁がサイディングボードの場合

サイディングボードの場合も基本的にモルタル下地の建物と同じような作業工程。

コーキング撤去の様子

ただし、サイディングボードの場合、コーキング撤去とコーキングの打ち直し作業に時間がかかるのが、大きな違い。

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外壁塗装DIYに必要なものと費用

下の表は、わたしがざっくりと計算したものですが、かなり参考になるはずです。

外壁塗料 下塗り 約5,000円×3缶 15,000円
中、上塗り 約18,000円×3缶 54,000円
付帯部塗料 さび止め
木部下塗り
天井用
天井他用
塗料シンナー
10,000円
10,000円
8,000円
10,000円
3,500円
41,500円
養生類 ガムテープ、マスカー、ラッカーテープ他 20,000円
塗装道具 はけ、ローラー類、バケツ、ミキサー 30,000円
仮設足場 足場業者に頼む 200,000円
高圧洗浄 レンタル 5,000円
ごみ処分費用 産業廃棄物 10,000円
合計 375,500円

外壁の塗料は一旦、塗料缶の上を缶詰を缶切りであけたような状態にして、規定の希釈率の水をいれ、ミキサーで混ぜます。ちゃんと混ぜるためにも電動ミキサーは必須!

高圧洗浄はホームセンターに2万円~3万円程度で売っている電動のものもありますが、水圧が弱すぎて外壁の洗浄には向いていません

ガソリンエンジン式の高圧洗浄機が必要。水圧も高いのでしっかりと外壁のよごれを短時間でおとすことができます。

外壁塗装のプロがDIYをおすすめできない7つの理由

プロのわたしが思いつく外壁塗装DIYのデメリットは次の7つ

  • 外壁塗装のDIYは危険
  • 下地処理が必要、手抜きになっている事がわからない。
  • 完成まで時間がかかる
  • サッシ等がペンキだらけになる
  • 近所に迷惑がかかる
  • 塗料の耐久性がないので長持ちしない。
  • 外壁塗装DIYは、結局高くついてしまう

外壁塗装DIYがおすすめできない7つの理由と、もしDIYをどうしても行う場合のポイントを解説します。

外壁塗装のDIYは危険

あなたは、外壁塗装DIYで、足場はどうするおつもりでしょうか?

ひょっとすると「はしご」や「脚立」で作業をしようと思っていませんか?

大きな敷地の平屋住まいで、となりの家から距離がある場合は、はしごや脚立を使って外壁塗装をすることは不可能ではありません。

しかし2階建て以上の建物になると、はしごや脚立を使っての作業はまづ不可能です。

ちゃんとした施工ができない上に危険!外壁塗装はローラーで行う事がほとんどですが、ローラー塗装は、あなたが思っている以上に塗料がまわりに飛散します。

プロのわたしが気を付けてローラー塗装をおこなっても飛散します。

仮設足場を設置し、飛散防止用のネットを張れば、飛散も防げますが、それも絶対ではなく、風の影響などで、塗装中にとなりの家に塗料がとんでいく事もあるので、しっかりとした状況判断が必要です。

仮設足場を業者に依頼すると20前円前後になりますが、外壁塗装で足場は絶対に必要なものです。

・外壁塗装をはしごや脚立をつかって作業することは危険&ちゃんとした施工ができないので足場は必ず設置する。

外壁塗装には下地処理が必要

あなたはホームセンターで買ってきた塗料をいきなり外壁に塗ろうとおもっていませんか?

外壁は長い年月、あなたの家族を雨風から守ってきました。

その証として外壁にはさまざまな汚れが付着しています。

外壁が汚れたまま塗料をぬってしまうと塗料がはがれやすくなります。

想像してみてもらえばわかるのですが、外壁ではなく汚れに塗料を塗っている状態になっています。塗料がはがれやすくなる理由がわかりますよね。

外壁だけでなく、塗料を塗る前には汚れを落とさなくてはいけません。

そのために、外壁塗装前に高圧洗浄の機械を使って汚れをしっかり落とす必要があるのです。

外壁に大きなヒビがはいっている場合は、塗装前に下地処理が必要です。その工程は

  1. ヒビの部分を電動工具でV字に切れ込みを入れる。
  2. プライマー(コーキングの密着をよくするため)塗布
  3. コーキング
  4. モルタル補修
  5. シーラー(補修材の密着をよくするため)
  6. 外壁の模様に合わせて、クラック補修箇所に模様をつける
  7. シーラー、下塗り、中塗り、上塗り

塗装前の下地処理というのは、高圧洗浄やヒビ割れの補修の他にも状況に応じた判断、対応が必要です。

一般の方は、どんな下地処理が必要なのかわからないまま外壁塗装をしてしまうので、それが後で大きな問題になることがあります。

わたしの経験談です。

クラック補修がされていないお宅にうかがって外壁の調査をしたところ、モルタルが浮いていました。クラックからの雨水の侵入が原因。

一旦モルタルをはがすところからの作業になったので、かなりの手間がかかったのを覚えています。

外壁だけでなく付帯部も下地処理を行う必要があります。

外壁塗装において、下地処理というのはかなり重要な要素のひとつなので、しっかり行う必要があります。

外壁塗装のDIYは完成まで時間がかかる

外壁塗装をDIYでおこなう場合、作業時間を確保する必要があります。あなたのお仕事は土日祭日がお休みでしょうか?

休日を使った外壁塗装作業がメインになるはずですが、休日だけの作業だと3カ月くらいはかかるでしょう。

休日だけ作業をおこなうとなると、作業工程も考える必要があります。
理由は窓回りなどのビニール養生が長い期間、そのままになってしまうから。

ビニール養生を長い期間放置すると、取り外すときに苦労したり、サッシを痛めたりする可能性があるので早めに養生はとっておくべきです。

第1週目 金曜日
  • 業者による足場設置
土曜日
  • 高圧洗浄
日曜日
  • 床養生
  • 外壁下地処理
  • 付帯部ケレン、下塗り
第2週目 土曜日
  • 南面養生、外壁下塗り
日曜日
  • 南面、中塗り、上塗り
  • 窓養生の撤去

わたしがもし土日でやるなら上のような工程で作業をおこないます。

外壁塗装は、
雨や雪、風などの影響で休日に作業ができない場合もあるので、休日が天候にめぐまれない場合は、さらに完了までに時間がかかります。

外壁塗装のプロのわたしが土日だけの作業を依頼された場合、2カ月くらいの期間はいただきたいですね。

サッシなどがペンキだらけになる

外壁塗装をしない部分には養生をします。

養生というのは、サッシなどの塗らない部分をビニールやテープで保護すること。

外壁塗装は塗料が飛散するので、しっかり養生をしておかないと後の掃除が大変になります。

この養生作業というのは、なれていないとうまくいきません。

一般の方がサッシ等に養生しても、養生がしっかりできていない部分から塗料が入り込み、サッシがペンキだらけになり、見た目がちょっと残念な結果になることが多いですね。

わたしは新人の職人さんに養生を教える機会もありますが、しっかりと状況に応じた養生ができるようになるまで1年くらいはかかります。

外壁塗装DIYは、近所に迷惑がかかる

外壁塗装では塗料を塗るのにおもにローラーをつかいます。塗料をローラーに含ませ、外壁にローラーをあて転がすように塗装します。

このローラーを転がすときに、霧状にちかい塗料がまわりに飛び散ります。あなたが想像しているより、はるかに塗料はまわりに飛び散ります。

こういった飛び散った塗料でとなりの家や車を汚していまいます。

外壁塗装のプロは塗料がどの程度飛ぶのかわかるので、状況に応じて養生などで対処しています。

塗料の飛散は近所トラブルにもなりますので、もし外壁塗装DIYで行うのであれば、塗料がとなりの家に飛ばないようにしっかりとした対策をしてください。

外壁の高圧洗浄はエンジンの音が近隣に迷惑をかけたりするので、お休みの方が多い日曜日はさけるべきですね。

塗料の耐久性がないので長持ちしない。

外壁塗装には塗料の知識が必要になります。

塗装のプロは外壁の下地やその状況によって塗る塗料を選びます。

わたしは外壁塗装経験が豊富なので外壁をみただけで、使う塗料や工程があたまに、一瞬でうかびます。

しかし、一般の方だと塗料の知識がそんなにないはずなので、塗料の選択でミスをしてしまう場合が多いです。

外壁塗装の塗料の選択を間違えてしまうと、せっかく塗っても意味がありません。

外壁塗装DIYは、結局高くついてしまう

「外壁塗装は簡単そうだし、業者に頼むと高いから自分で塗装して安くすませよう!」

外壁塗装DIYを考えている人は、自分で塗装すると安くで済むと思っているかたがほとんどです。

かかる材料代と塗装道具など外壁塗装に必要なものを、そろえるだけなら業者に頼むより安いです。

理由はプロの職人の人件費や業者の利益を支払う必要がないので。

しかし、あなた自身の人件費のことはお考えでしょうか?

なれない外壁塗装で何カ月もの間、休日を作業にあてるのは時間がもったいないと、わたしは思います。

外壁塗装DIYが万が一うまくいけば、かけた時間も無駄には感じないかもしれませんが…

しはらう金額は高くなりますが、外壁塗装のプロにまかせておけば、休日は自分の時間につかえます。

外壁塗装は高額なのでリフォームローンを活用される方も多くいらっしゃいます。

外壁塗装DIY!プロのわたしが伝える、たった1つのメリット

ここまで、外壁塗装DIYのデメリットばかり伝えてきたので、ちょっと気分をわるくされたのではないでしょうか?

気分をわるくされたかたゴメンナサイ!

ここで、外壁塗装DIYのメリットをお伝えします。

プロのわたしが思いつくメリットは、ただひとつ!

外壁塗装に関する知識が身につくという事!

あなたは外壁塗装DIYについていろいろと調べている最中だと思います。

インターネット上には外壁塗装に関する情報がたくさんあります。プロが情報提供しているものは少ないですが、知識を得ることができます。

これから外壁塗装DIYをおこなわず、プロに頼む場合も、あなたが勉強した知識はかならず役に立ちます!

外壁塗装というのは簡単なものではありません。外壁塗装を自分で行う大変さがわかるというのはメリットです。

このメリットの理由は業者の価格が決して高いものではないことが理解できる事。

まとめ:外壁塗装はプロに任せた方が絶対にいい!

外壁塗装DIYをおすすめしない理由を紹介してきました。

せっかく外壁塗装を自分でやってみようと思っているあなたには申し訳ない気持ちです。

しかし、やはりプロのわたしからみて外壁塗装DIYはおすすめできません!

外壁塗装には、豊富な経験と知識が必要だからです!

外壁塗装とは、外壁に色がついてキレイにみえればOK!というものではなく、あなたの住まいをまもるための外壁コーティング。

大切な家族の住まいをプロの塗装技術で守ってください。

わたしが外壁塗装DIYをおすすめしない理由は次の7つでした。

  • 外壁塗装のDIYは危険
  • 下地処理が必要、手抜きになっている事がわからない。
  • 完成まで時間がかかる
  • サッシ等がペンキだらけになる
  • 近所に迷惑がかかる
  • 塗料の耐久性がないので長持ちしない。
  • 外壁塗装DIYは、結局高くついてしまう

わたしだけでなく、経験豊富で知識のある外壁塗装のプロであれば外壁塗装DIYはオススメしないはずです。

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【FAQ】外壁塗装によくある質問にプロが回答

外壁塗装によくある質問

外壁塗装を依頼したくても業者選びに迷われている方は本当に多くいらっしゃいます。はじめての外壁塗装を行う方や失敗経験のある方には「一括見積りサービス」の活用がおすすめ。

このサービスに登録している業者はあらかじめ数項目の審査を受けています。そのため悪徳業者にだまされる確率が格段に低いのが「一括見積りサービス」のメリット。

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一括見積りサービスにもいろいろありますが、わたしが推薦しているところをご利用ください。

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「自宅の外壁塗装っていくらかかるの?」

外壁塗装には定価というものが存在しないため工事にかかる費用がわかりづらくなっています。このことが悪徳業者の温床となる要因。

外壁塗装の費用は選択する塗料や業者によってもかわってきますが30坪くらいの一戸建てであれば80万円~120万円くらいの間におさまることが多いでしょう。

同じ工事内容でも業者がちがうだけで50万円以上も安くなることもあります。適正価格で外壁塗装を行うには業者選びが重要になってきます。

費用について あなたの住まいの外壁塗装はいくら?

外壁塗装の費用は高額です。おこなわなくて済むのであればそれに越したことはないですよね。しかし、この先も今の住まいで快適に過ごしていくためには外壁塗装は必要な工事と思ってください。

必ず行うべき理由! 外壁塗装の必要性を理解する

外壁塗装を行う際には必ず足場が必要になります。足場がないと近所にも迷惑がかかりますし、そもそもちゃんとした塗装工事を行うことができません。

必ず必要です! 外壁塗装に足場が必要な理由

外壁塗装の業界に悪徳業者が存在するのは事実です。高額な費用を支払ったのにもかかわらず数年で外壁が色あせてきたり、塗膜がはがれてきたりということが実際におきています。

訪問販売で外壁塗装を契約しないだけでも悪徳業者にだまされるリスクは軽減します。

悪徳業者について詳しくまとめた記事を用意してあるので必ずごらんください。

だまされないでください! 悪徳業者の特徴を理解しておく

外壁塗装に使用される塗料には時代によって流行のようなものがあります。そのような塗料を使用るすることで費用対効果が高くなります。

今、外壁塗装を行うのであれば「ラジカル制御型塗料」がおすすめ。

ラジカルって? プロが今、オススメする塗料とは?

外壁塗装の営業がしつこい場合、悪徳業者の可能性が高いです。根負けして契約しないように、気をつけてください。

外壁塗装の営業が頻繁にきませんか?このような状態はあなたの住まいが外壁塗装の時期にきているということ。

優良業者を見つけて外壁塗装を行うことをおすすめします。

外壁塗装の営業がしつこい! しつこい営業の断り方

 

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