外壁塗装の工事中は、基本的に窓をあける事ができません。
1週間以上、窓の開閉ができない事もあります。
わたしは、これまで300棟以上の建物の外壁塗装を行ってきました。
その中「工事中でも窓を開け閉めしたい」という方が多くいらっしゃいます。
窓の開閉は、業者の工夫次第で可能になります。
実際わたしも「窓が開けしめできるようにしてほしい」というお客様の要望に答えてきました。
この記事は、外壁塗装の工事中に窓が開けられない理由と対処方法について解説した内容になっています。
外壁塗装の工事中に窓が開けられない3つの理由
外壁塗装の工事中は、窓を開けることができない場合があります。
その理由は主に次の3つ
窓を開けていると高圧洗浄時に室内に水が入るから
外壁や屋根には、長年にわたる汚れが付着しています。
塗装する箇所が汚れていると、塗料は密着しずらくなるので、塗装面の汚れをしっかり落す作業が必要になります。
外壁塗装では、高圧洗浄機を使用して水圧で塗装面の汚れを洗い流します。
その際に、窓が空いていると室内に水が入ってしまうので、高圧洗浄の作業中は窓をあける事はできません。
高圧洗浄のときには、窓のカギは必ずかけ、雨戸、シャッターを外から職人が開閉できるようにお願いしてます。
プロが使用する高圧洗浄はガソリンエンジン式のもので、家庭用のものとはパワーが段違い。
窓のカギをしめていないと、水圧で窓が空いてしまいます。
シャッター、雨戸を開閉できるようにカギを開けておいてもらえば、外からあけて窓や網戸も一緒に洗浄します。
外壁塗装は窓にビニール養生をするから
外壁塗装はいきなり塗装をしてくわではありません。実際に塗装していく前には様々な下準備があります。
養生作業もそのひとつ。塗装面以外が塗料で汚れないようにビニールで養生をしていきます。
その際に窓も養生をするので、結果開けることができない状態になります。
しかしながら、窓の養生を工夫することで、開閉可能。
開閉が可能になる養生については、この先で解説します。
外壁塗装中に窓を開けていると室内にゴミやホコリが入る。
外壁塗装の作業をしているとゴミやホコリがでます。
塗装面をペーパーなどでケレン清掃時のでるホコリやゴミ、養生を撤去するときにもビニールについた塗膜がはがれてゴミとなります。
窓が空いている状態だと、これらのゴミやホコリが室内に入ってしまうので、塗装作業中は基本的に窓を閉めておくようにお願いしています。
外壁塗装中に住まいの窓が開けられない期間
外壁塗装の作業は足場の設置が終わると、後日、高圧洗浄を行います。
一般住宅の場合、高圧洗浄が終わると、養生作業をしていく流れになることが、ほとんど。
外壁や屋根、付帯部などの下地処理、補修などに時間がかかる場合は窓の養生は後回しにしますが、多くの場合は、まず養生をしていきます。
一般的な住宅であれば、1週間くらい窓を開けられない状態が続くこともあります。
上の工程表の第1週目の土曜日「一部養生撤去」のときに窓の養生を撤去。
工程表はあくまで参考例なので、このとおりに作業がすすむわけではありません。
外壁塗装中に住まいの窓が開けられない場合の対処方法
外壁塗装の作業中にまったく窓が開けられないのもストレス。
どうしても開閉したい窓がある場合、担当者や職人に相談することで対応可能。
ここでは、工事中に窓を開けたい場合の対処法をお伝えします。
外壁塗装の業者に窓の養生を工夫してもらう
外壁塗装の工事中でも開閉したい窓がある場合、窓の養生を工夫することで工事中でも開閉できるようになるので、換気も可能。
養生は工事の初期段階でおこなわれる作業なので、はやめに窓の開閉に関しての意向を担当者や職人につたえてください。
前もって知っておきたい! 手抜きは許さない!必見!これがプロの外壁塗装の作業工程だ!
窓の形や、状況により、養生を工夫するのが困難な場合があります。
開けたい窓がある箇所を優先的に仕上げてもらう
たとえば南面の窓を塗装工事中でも開閉したい場合、南面を優先的に塗装してもらい早めに養生を撤去してもらう方法があります。
多くの住宅は南面は日当たりが良いので塗料の乾きも良好。外壁に関しては3度塗りですが、状況次第では一日2回塗れる場合もあるので、窓に養生がされてから2~3日で希望箇所の窓の開閉が可能になります。
3回塗りが普通!? 外壁塗装が3回塗りってホント?プロが語る外壁塗装の真実!
窓の養生をカッターなどで切る
窓がビニール養生で開閉できず、換気ができないのはストレスに感じます。
コロナ対策としても換気は重要。
もし、換気のために開けたい窓がビニール養生で覆われている場合、養生を破ってしまってもかまいません。
ビニール養生を破った窓は必要に応じてその都度職人が対処するので、気にする必要はありません。
窓の養生は破ってかまいませんので…
わたしは養生作業時に必ずお客さまに伝えています。
外壁塗装中に窓が開かな事でストレスに感じるなら外出する
窓がビニール養生で塞がれていると閉鎖感、密閉感を感じストレスになる場合もあります。
塗装工事中は普段どおりの生活とはいかないので、窓の開閉問題だけではなく、他にもストレスを感じることがあります。
ストレス軽減! 前もってプロが伝える外壁塗装の工事中に感じる9つのストレス
そういった場合、外出してしまうのもストレス解消の手段。
外壁塗装は外の工事になるために、しっかり工事の打ち合わせができていれば、外出しても問題ありません。
実際にわたしも、共働きのご夫婦のお宅で留守がちな住宅の外壁塗装を行なった事もありますが、まったく問題ありませんでした。
一戸建ての外壁塗装をストレスなく行うには業者選びが大事!
外壁塗装には窓が開かない事以外にも、いろいろなストレスを感じるはず。
そのようなストレスを少しでも軽減するためには、お客様であるあなたの立場に立って気遣いをしてくれる業者えらびが必要になります。
わたしは外壁塗装は建物をキレイにするためだけの工事ではないと思っています。
塗装工事自体は問題なく行うのは当然。
外壁塗装というサービスを満足していただくために、心遣い、気配りができる業者が優良業者といえるのではないでしょうか。
外壁塗装の優良業者は「一括見積サイト」で無料で簡単に見つかります。
多くの方が業者選びに成功されている「外壁塗装の一括見積サイト」のメリット&デメリットについては下のリンク先に詳しくまとめてあるので是非ごらんください。
まとめ:外壁塗装の工事中は窓を開けられないが対処法はあった!
工事中に窓が開けられない理由は、
- 高圧洗浄時に室内に水が入るから
- 窓にビニール養生をするから
- 室内にゴミやホコリが入る
窓を開閉したい場合の対処法は、
- 窓の養生を工夫してもらう
- 開けたい窓がある箇所を優先的に仕上げてもらう。
- 窓の養生をカッターなどで切る
- 外出する。
コロナ禍において室内の換気はとても重要。
そういった状況の中窓の開閉ができない事に不安を覚えるのは当然。
通常ビニール養生で窓をふさぐために開閉が難しくなりますが、優良業者であれば適切に対処してくれます。