戸建ての軒天ってDIYで塗装可能?プロがおすすめしない理由

軒天ってDIY塗装できるの? 付帯部塗装
  • 軒天が汚れていて気になるので塗装したい
  • 「キレイにはしたいけど業者に頼むと高そうだし」
  • 「軒天塗装をDIYでできないかな」

最初は真っ白だったはずの軒天が気づけばカビやホコリで汚れていて気になりますよね。

このような軒天は塗装することで、またキレイに生まれ変わります。

わたしは外壁塗装のプロで300棟以上の建物の軒天を塗装してきました。

軒天の材質はいろいろですが、現在一番多く使われているのが「ケイカル板」

このケイカル板の軒天は「DIYで塗装する事ができるのか?」

この問にプロ目線でお答えするなら

「できないわけではないが、非常にむずかしい」という回答になってしまいます。

この記事では

  • 軒天塗装がDIYでは難しい理由
  • 軒天塗装の工程
  • 軒天塗装の費用

この3つに焦点をあてて解説しています。

そもそも軒天はDIYで塗装できるのか

軒天塗装中
軒天塗装中

自宅の軒天を自分で塗装してキレイにしたい!その意気込みに水をさすようで申し訳ないのですがDIY塗装はハードルが高いと思われます。

軒天塗装はわたしたちプロでも色々と気をつかう作業

軒天を塗装する場所(例えば一階)であったり一部分であればDIY塗装も行えるかもしれません。

しかしながら、これから塗装しようとしている軒天は手の届くところにあるでしょうか?

脚立やハシゴなどを使わなければとどかない位置にあるのでは?

軒天塗装は高所作業。

万が一転落でもしてケガをすれば、あなたの仕事にも支障をきたすでしょう。

わたしたちプロは安全に最新の注意をはらって作業を行っています。

軒天塗装はあなたが思っているより危険な作業。

危険という以外にも、おすすめできない理由があります。

軒天塗装DIYをおすすめしない理由

軒天塗装DIYはおすすめできない理由
おすすめできない理由って??

軒天塗装を自分で行うのは「ちょっとむずかしい」と思うことには理由があります。

その理由とは

  • 足場が必要になる
  • 塗料が飛散する
  • 塗装の技術的な問題

主にこの3つがプロがDIY塗装をおすすめしない理由になります。

それでは順番に解説していくのでごらんください。

軒天の塗装には足場設置が必要

軒天塗装には足場が必要
足場がないと軒天塗装に支障…

軒天は屋根の延長上の天井部分なので手の届かないところにあります。

DIYで行う予定のあなたはハシゴや脚立をつかって塗装する予定だと思いますが、おすすめできません。

塗料の入った缶とローラーやハケなどの塗装道具を一緒にもってハシゴや脚立に登るだけでも大変なうえ、塗る場所が天井なので危険。

天井の塗装は無理な体勢になる事もあるので、落下の危険も高まります。

一階部分の軒天であれば脚立で行える状況もあるとは思いますが、やはり足場の設置は必要。

その理由は、軒天塗装はあなたが思っている以上に塗料が飛散するからです。

しかしながら、軒天を塗装するためだけに足場の設置を業者に依頼するのも費用対効果が悪いですね。

どうせ足場を組むなら住まい全体の塗装をおこないたいところ。

費用がしりたい! 外壁塗装に足場が必要な理由。現役塗装職人が語る足場の相場と必要性

塗料はおもったより飛散する

ローラー塗装でも飛散する
ローラー塗装でも飛散します

軒天はローラーを使って塗っていくのですが、その際に霧状になった塗料が飛散します。

軒天に使用する塗料はとくに飛散しやすくなっています。

霧状になって飛散した塗料で近所の家や車についてしまうことも。

このような事態はご近所トラブルになる原因になりますよね。

そういた理由から、わたしたちプロも軒天の塗装には気を使います。

塗料の飛散に対処するためにも、足場の設置は重要。

足場に設置する飛散防止ネットがある程度、塗料の飛散を防いでくれます。

そもそも軒天塗装は難しい

軒天塗装は技術がいる
壁より天井のほうが難しい

軒天塗装は足場の設置が必要であったり、塗料が飛散しやすかったりします。

そもそも、壁を塗装するのと違って天井の塗装は難しいのです。

塗料のついたローラーを少し無理な体勢で天井にもっていき塗装するのですが、慣れていないと塗料がたれやすく、へたをするとたれた塗料が目に入ることもあります。

足場があれば、塗料が自分にかからないように逃げながら塗装していきますが、ハシゴや脚立では作業できる範囲が少ないため、顔に塗料が飛んでくる可能性も高くなります。

プロが行う軒天塗装の工程

軒天塗装の工程
軒天塗装の工程とは

ここまでは軒天塗装DIYに対して否定的な内容ばかりでしたね。

ひょっとすると、あなたの住まいの軒天は比較的DIY向きの状況かもしれません。

そのような方に向けて、わたしたちプロが通常おこなっている軒天塗装の工程をお伝えいたします。

  1. ビニール養生
  2. ケレン清掃
  3. パテ処理、コーキング
  4. 中塗り、上塗り

通常、軒天は新築時塗装してあります。再塗装であればこのような工程で作業をすすめます。

多くの軒天に使用されているケイカル板をはじめて塗装する場合にはシーラーの塗布が工程に追加されます。

1.まずはビニール養生をする

軒天塗装用の養生
養生をしておくと後が楽

塗装作業で、いきなりペンキを塗っていける状況というのはまずありません。

塗装前には必ずといっていほど下準備作業があります。養生作業もそのひとつ。

天井を塗装する際に塗料で建物を汚さないように、あらかじめビニール養生をしておきます。

風のある日は、養生もしづらく塗料も風にのって遠くまで飛散するので、あまりにも風の強い日は作業を延期することもあります。

近所の方の住まいや車を汚さなないように注意。

自宅ペンキがとんでしまうのは自己責任ですが、それがお隣さんとなると話は違ってきますよね。

2.軒天のケレン清掃

軒天の旧塗膜がはがれていたりしていれば皮スキなどをつかって除去。

ホコリや汚れが塗装面に付着していると塗料の密着性が悪くなるので、しっかり落とします。

ケレン清掃作業は、地味な作業ですが。とても重要な工程。

この作業の手を抜くと短い期間で塗料がはがれてくるトラブルに。

面倒でも、塗膜のはがれやホコリなどの汚れは入念に除去します。

3.パテ処理、コーキング

軒天に不要な穴や、目立つ隙間などがあればパテやコーキングで処理します。

DIYで行う場合、この工程はとばしても問題ないでしょう。

あまりに劣化している箇所がある場合は軒天材の交換作業となります。

このような状況になっているのであれば業者に依頼してください。軒天にシミが確認できる場合は、雨漏りがしている可能性も考えられます。

4.中塗り、上塗りを塗装していく

ここまでの下準備がしっかり終われば、いよいよ塗装の工程。

塗装工事は実際にペンキを塗る作業より下準備に時間がかかる事のほうが多いです。

再塗装なので2回塗りで仕上がります。軒天の劣化箇所に新しいケイカル板を張った場合はシーラーが必要。

塗料をローラーにつけ、あせらず、ゆっくりと転がしていきます。

あわてて塗ると塗料が下にポタッとたれたれり、霧状になって飛散しやすくなります。

中塗りを塗り終え、乾燥をまって上塗りを塗装。

ビニール養生を撤去して、道具や塗料を片付けて完成。

見出し3:軒天塗装に適した塗料と色

軒天の色おすすめ
軒天はどんな色を塗ればいい??

多くの場合、軒天に使用されている塗料は白系統のつや消し。

塗料には水性と油性があります。

DIYの場合、水性塗料の方が扱いやすいのですが、密着力の面で不安がのこるのが水性系の塗料。

塗料シンナーで希釈するタイプの弱溶剤型のアクリル塗料が軒天塗装に適しています。実際に多くの業者が使用しているタイプの塗料。

このような軒天に向いた塗料は各メーカーが発売しています。

【日本ペイント】ケンエースGⅡ
【エスケー化研】セラミタウンマイルド
【大日本塗料】ビルディック

どれも似たような性格の塗料なのですが、外壁塗装業界でよく使われているのは日本ペイントのケンエースGⅡ

どんな色を塗ればいい? プロは軒天をどんな色で塗っている!?オススメの色ってあるの?

軒天塗装DIYに必要なもの

軒天塗装に必要なもの
軒天塗装に必要になるもの

軒天を塗装する際に必要なもののリストをあげておきます。

足場はあるものと仮定。

・養生、ケレン清掃に必要なもの

ビニール養生、ガムテープ、パイオランテープ、マスカー 皮すき、マジックロン、ダスター刷毛など

・塗装に必要なもの

さげつ(ペンキを入れる容器)、刷毛、ローラー類 塗料、シンナー

・あると良いもの

ゴミ袋、汚れてもよい服、軍手、保護メガネ

ついでに外壁DIY? 外壁塗装のDIYは甘くない!プロがDIYをおすすめしない7つの理由

見出し5:業者に頼んだ場合の軒天塗装費用

軒天の塗装費用
軒天塗装を業者に頼むといくら?

軒天は塗装する平米数✕塗装単価で計算されます。

業者や状況によって価格は前後するのですが、おおくの場合

800円/㎡~1,500円/㎡くらい

塗装業者に依頼した場合は軒天塗装にくわえて諸経費、足場費用などが加算されます。

軒天の塗装は多くの場合、外壁塗装の際に一緒におこなわれます。

軒天の汚れが気になっているようであれば、外壁もメンテナンスの時期にきています。

外壁を触ってみてください。白い粉が手につきませんか?

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サイディング外壁にお住まいの方であればコーキングが劣化しているはずです。

コーキングがひび割れ… サイディングとコーキングの密な関係性!プロが伝える外壁塗装

予算の都合もあるとは思いますが、お住まいは定期的に外壁塗装をしておくことが長持ちの秘訣。

放置しておくとかえって大掛かりな修繕工事になってしまい、出費もかさみます。

外壁塗装は決して安い工事ではないので、リフォームローンを活用される方も多くいらっしゃいます。

ローンはお得! 外壁塗装ローンのメリットとデメリット!ローンは銀行がオススメ!

成功のカギ! プロ直伝!外壁塗装の業者の選び方!業者選びが成功のすべて!?

まとめ:軒天塗装のDIYはちょっとハードル高め!

おすまいの建物全部の軒天をDIY塗装するのは、ちょっと大変かもしれません。

足場も必要になり、塗料の飛散のリスクもあります。

玄関ポーチなど一部の軒天であればDIY塗装にチャレンジしてみるのもいいでしょう。

軒天塗装は高所作業、くれぐれも怪我を塗装しないように。

不安な方は業者に依頼したほうが安全でキレイに仕上がります。

軒天が汚れているのは外壁塗装の時期。ローンなどの活用も活用できるので検討してください。

わがやはいくら? 【直伝!】外壁塗装の相場!自宅の塗替え相場が5秒でわかる!

【FAQ】外壁塗装によくある質問にプロが回答

外壁塗装によくある質問

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「自宅の外壁塗装っていくらかかるの?」

外壁塗装には定価というものが存在しないため工事にかかる費用がわかりづらくなっています。このことが悪徳業者の温床となる要因。

外壁塗装の費用は選択する塗料や業者によってもかわってきますが30坪くらいの一戸建てであれば80万円~120万円くらいの間におさまることが多いでしょう。

同じ工事内容でも業者がちがうだけで50万円以上も安くなることもあります。適正価格で外壁塗装を行うには業者選びが重要になってきます。

費用について あなたの住まいの外壁塗装はいくら?

外壁塗装の費用は高額です。おこなわなくて済むのであればそれに越したことはないですよね。しかし、この先も今の住まいで快適に過ごしていくためには外壁塗装は必要な工事と思ってください。

必ず行うべき理由! 外壁塗装の必要性を理解する

外壁塗装を行う際には必ず足場が必要になります。足場がないと近所にも迷惑がかかりますし、そもそもちゃんとした塗装工事を行うことができません。

必ず必要です! 外壁塗装に足場が必要な理由

外壁塗装の業界に悪徳業者が存在するのは事実です。高額な費用を支払ったのにもかかわらず数年で外壁が色あせてきたり、塗膜がはがれてきたりということが実際におきています。

訪問販売で外壁塗装を契約しないだけでも悪徳業者にだまされるリスクは軽減します。

悪徳業者について詳しくまとめた記事を用意してあるので必ずごらんください。

だまされないでください! 悪徳業者の特徴を理解しておく

外壁塗装に使用される塗料には時代によって流行のようなものがあります。そのような塗料を使用るすることで費用対効果が高くなります。

今、外壁塗装を行うのであれば「ラジカル制御型塗料」がおすすめ。

ラジカルって? プロが今、オススメする塗料とは?

外壁塗装の営業がしつこい場合、悪徳業者の可能性が高いです。根負けして契約しないように、気をつけてください。

外壁塗装の営業が頻繁にきませんか?このような状態はあなたの住まいが外壁塗装の時期にきているということ。

優良業者を見つけて外壁塗装を行うことをおすすめします。

外壁塗装の営業がしつこい! しつこい営業の断り方

 

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