外壁に触ったときに、手に白い粉がつきませんでしたか?
この白い粉の正体は塗料が劣化したものでチョーキング現象(白亜化)とよばれます。
わたしは、これまで300棟以上の建物の外壁塗装をおこなってきました。
塗装工事で訪問させていただいたお宅の中でチョーキング現象をおこしている外壁を数多くみてきています。
外壁にチョーキング現象が起きていて不安になるとは思いますが、
チョーキング現象が原因で、すぐに雨漏りに発展するという事は考えづらいです。
しかしながら外壁にチョーキング現象が確認できるということは、外壁塗装の時期であるということは間違いありません。
チョーキングしている外壁でも塗装することで、見違えるようにキレイになります。
この記事は、外壁のチョーキング現象について、まとめた記事です。わたしの経験を踏まえた内容になっています。
大切なご自宅の外壁がチョーキング現象を起こしている方は最後までごらんください。
外壁を触ると手に白い粉がつくのはなぜ?
外壁を触ったら白い粉が手についたんですけど
その白い粉の正体は塗料の顔料が劣化したものです。
塗料が劣化!おうちが心配です…
いますぐ雨漏りがしたり、外壁が崩れたりするような事はないので落ち着いて対処しましょう。
白い粉の正体は塗料の成分の顔料が劣化して粉状になったもの。チョーキング現象、白亜化と呼ばれます。
外壁をさわると手に白い粉がつくのは塗料の劣化が原因!
白い粉の正体!?外壁のチョーキング現象って?
外壁に塗られた塗料は紫外線、雨風の影響で劣化していきます。
この劣化状態が一番わかりやすいのがチョーキング現象。塗料に含まれる顔料が劣化することで白い粉状になるのですぐにわかります。
チョーキング現象は外壁に塗られている塗料のグレードによっても違いますが、前回の外壁塗装から10年近く経過すると表れてもおかしくない現象。
チョーキング現象は経年劣化だけでなく、施工ミスによってもおこります。
塗料をよく混ぜていない、塗りムラがあるなどの手抜きとも思える塗装工事を行った場合、数年でチョーキング現象がおきることもあります。
チョーキング現象は塗料だけでなく、ゴム製品、コーキングにもおきる現象。サイディングにお住まいの方はコーキングも確認してみてください。
外壁にチョーキング現象がみられるだけであれば、対処を急ぐ必要はありませんが、コーキングの劣化は早めの対処が必要。
チョーキングは塗料の顔料の劣化によって現れる症状なので、サイディングの塗装で使用されることのあるクリア塗料は、チョーキング現象をおこしません。
サイディングの建物にお住まいで、どうしてもチョーキング現象が気になる方、サイディングのデザインを生かした塗装がしたい場合はクリア塗装が向いています。
サイディングはクリア塗装でデザインを生かせ!プロが教える外壁クリア塗装
自宅の外壁のチョーキング現象を確認
チョーキング現象が起きやすいのは、紫外線の影響を受けやすいところになります。
具体的には南面のベランダの外側の外壁は特にチョーキングが発生しやすい場所。
サイディングの外壁であれば、コーキングが劣化しているかもしれません。
逆にチョーキング現象がおきにくい建物の場所は、日当たりの悪い北面の外壁など。
外壁にチョーキングを確認したら塗料の防水機能が著しく低下しているということ。
すぐに雨漏りがするような事はないはずですが、早めに対処するにこしたことはありません。
近いうちに外壁塗装を検討してください。
外壁塗装の業者は悪徳業者にだまされる心配のない「一括見積もりサービス」の利用がおすすめ。
外壁にチョーキング現象が起きてたらどうすればいいの?
結論からお伝えするとチョーキングを確認したらと塗装業者に建物全体の診断を依頼してください。
外壁がチョーキング現象は外壁塗装をする時期の目安になります。
チョーキング現象が起きているからと言って雨漏りがしたり、建物が急に劣化し始めるというこはありません。しかしながらチョーキング現象が見受けらるということは、前回の外壁塗装から10年以上は経過しているのではないでしょうか?
だまされるな!外壁塗装の時期って?現役プロが教える最適な時期とは?
チョーキング現象自体は建物に大きな問題を起こさなくても、前回の外壁塗装から10年もたてば、外壁にヒビ割れが入っている場合もあります。
外壁のヒビ割れが幅1ミリくらいになると、雨水がヒビ割れから外壁内へ侵入してきます。
すぐに雨漏りがすることはありませんが、木造住宅であれば、外壁の下地の木材が濡れてしまいます。
この状態がつづくと外壁の下地の木材が劣化してきます。
劣化し柔らかくなった木材はシロアリの大好物…
あなたのお住まいの外壁にチョーキング現象が表れていたなら、外壁のヒビ割れもチェックしてみてください。
窓などの開口部の角はヒビ割れが入りやすい場所。
もし外壁にヒビ割れが入っていたなら、塗装業者にみてもらう事をおすすめします。
ヒビ割れについてまとめた記事があるので、必ず合わせてごらんください。
外壁塗装の飛び込み営業はチョーキングが大好き?
チョーキング現象は、手で触るだけでわかるので、誰にでも簡単に確認できます。
そのためか外壁塗装の飛び込み営業の方はチョーキング現象が起きていると、あなたの不安をあおり外壁塗装の契約をせまってきます。
外壁にチョーキング現象がおきています!塗料の防水性がなくなっているので、外壁塗装をしないと雨漏りがしますよ!
外壁にチョーキング現象が起きている事が原因で雨漏りがするということは、考えづらいですね。
経年劣化でチョーキング現象が起きている状態であれば、ヒビ割れやサビ、コーキングなど建物全体のチェックも合わせてするべき。
飛び込み営業の方は基本的に営業のプロであって、外壁塗装のプロではないことが、ほとんど。
先日も自宅に外壁塗装の飛び込み営業の方が来たので、しらないフリをして聞いていると、好き勝手な事をどんどん言い出し営業トーク全開!
わたしも。だんだん面倒になってきたので、プロ目線の質問をいくつかぶつけたところ
「すみません。わたしは営業なので、外壁塗装についてはよくわかりません」
といって飛び込み営業の方は退散していきました。
外壁塗装の飛び込み営業を全否定するつもりは毛頭ないのですが、やはりリスクが高いので避けておいたほうが無難。
外壁塗装の訪問販売についてまとめた記事があるので、目を通しておいてください。
外壁のチョーキング現象ってDIYでなんとかなる?
外壁についている白い粉が気になるとは、思いますが、DIYで補修するのは難しいでしょう。
白い粉を水で洗い流す方法が考えられますが、キレイに取り去るのはむずいかしいです。
わたしは、数多くの外壁におきたチョーキング現象をみてきました。
このような外壁は塗装前に高圧洗浄でしっかり粉をあらいながします。
高圧洗浄は足場を設置して飛散防止のネットをはらなければ、できない作業です。
このような事情からチョーキング現象をDIYで補修することは難しいと考えられます。
自分でなんとかなる!? 外壁にチョーキング現象!チョーキングはDIY補修できる??
チョーキングが起きていたなら業者に建物を調査してもらい、必要であれば外壁塗装で対応しましょう。
この際に選ぶ塗料はラジカル制御系がおすすめ。
塗料の劣化の原因となるラジカルの発生をコントロールする機能をもった塗料です。
ラジカル制御型の塗料については下の記事にくわしくまとめています。
ラジカルって!? ラジカル塗料とは?外壁塗装のプロが解説するメリット&デメリット
外壁にチョーキング現象が起きていたら優良業者に診断してもらいましょう!
外壁を触って白い粉がつくのは、チョーキング現象、塗料が劣化しているという事。
チョーキング現象が起きていることによって建物に重大な問題が起きるということは考えづらいです。
しかしながらチョーキング現象が起きているということは、前回の塗装よりそれなりの年月が経過しているということ。
モルタル外壁の建物お住まいであれば、外壁にヒビ割れが入っている可能性も。
サイディング外壁であれば、コーキングがヒビ割れを起こしていもおかしくはありません。
このようなチョーキング現象とは別の種類の外壁劣化が考えられるために、塗装業者に外壁を診断してもらいましょう。
外壁の診断をしてもらった業者に建物の外壁塗装を依頼することになると思うので、外壁の診断だけだからといって、業者選びをおろそかにしてはいけません。
外壁塗装が成功するか失敗するかは業者選びにすべてがかかっています。
悪徳業者をさけて優良業者にきてもらういは、数社の業者を比較することが大切。
こういった時に便利なサービスが「外壁塗装の一括見積サイト」
外壁塗装の業者えらびに関しては、下の記事を参考にしてください。
まとめ:外壁にチョーキング現象が起きていても、あせらず対処
外壁を触ると手に白い粉が!チョーキング現象はたしかに外壁塗装を行う目安にはなります。
しかし焦って、外壁塗装の訪問販売で契約してしまうと、痛い目をみる可能性が。
お付き合いのある塗装屋さんがいないのであれば、外壁塗装の一括見積サイトが便利です。
一括見積サイトに在籍する業者はあらかじめ独自の審査を通貨済。そのため悪徳業者にだまされることがありません。
しかも無料で利用できるので、多くの方が外壁塗装の業者選びに成功されています。
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