外壁塗装!梅雨時期も可能!?梅雨には意外なメリットがあった!?

梅雨時期の外壁塗装

6月中旬から7月中旬くらいは雨の日が多くなる季節。この梅雨の時期に外壁塗装を行う予定でしょうか?

外壁塗装は天候に左右される工事。雨の日でもできる工事は限られています。

わたしは、これまで300棟以上の建物の外壁塗装をおこなてきました。梅雨時期に作業を行った建物も数多くあります。

外壁塗装を梅雨時期に行ったことが原因でトラブルになったことは、これまで一度もありません。

しかしながら、梅雨時期がオススメかというと、そうではありません。わたしは特に理由がなければ、梅雨時期は避けた方がいいという考えです。

この記事では、梅雨時期におこなう外壁塗装についてお伝えさせていただいてます。

目次

外壁塗装は梅雨時期でも問題ない?

冒頭にもお話させていただきましたが、梅雨の時期に外壁塗装をしたことが原因でトラブルが生じたことは過去に一度もありません。

しかし、あなたが感じているように梅雨時期の外壁塗装にはリスクがあります。雨がいつ降るかわからない上、雨で塗装面が濡れてしまうと乾燥期間が必要になります。

そのうえ、塗料メーカーでは湿度85%以上の状況下での塗装は避けるように指示しているので、湿度の高い梅雨時期は必然的に塗装工事は長引くことに。

外壁塗装の工事中は、普段と同じような生活が行えないために、なにかとストレスを感じるはずなので、工事期間が長くなるということはデメリットといえるでしょう。

工事中にはこんなストレスが… 前もってプロが伝える外壁塗装の工事中に感じる9つのストレス

しかし、梅雨時期に外壁塗装を行うことはデメリットばかりではありません。メリットもあります。

梅雨の外壁塗装のメリットは、多くの人が関心のある外壁塗装の工事費用に関してのものです。

次に、梅雨時期の外壁塗装のメリットとデメリットをお伝えしていきます。

外壁塗装を梅雨時期に行うデメリット

外壁塗装を梅雨に行うデメリット
梅雨の外壁塗装はデメリットがある…

梅雨時期に外壁塗装を行ったことが原因でのトラブルは、わたしは経験したことがありませんが、梅雨時期ならではのデメリットはあります。

  • 雨が降ると塗装工事が行えない
  • 塗装工事期間が長くなる
  • ストレスを感じる

雨が降ると塗装工事が行えない

外壁塗装工事は塗料をただ外壁に塗っていくだけではなく、塗装するまえの下準備や後片付けなど実際に塗料を塗っていく工程以外の工程もあります。

これらの工程の中には雨が降っても行える作業もあります。

しかし塗料を塗っていく作業は雨の日は適しません。
塗料メーカーによると湿度85%以上の状況下での塗装を避けるように指示されています。

2020年6月で湿度の平均が85%を超えた日は12日(気象庁データ参照)この年は月の半分近くが塗装に向いていない日でした。

これでは、なかなか塗装工事がすすみません。

雨上がりはどうなる? プロが語る雨の翌日の外壁塗装!雨上がり後に塗装は可能!?

梅雨時期は塗装工事期間が長くなる

雨や湿度の高い日が多い梅雨の時期は、作業を行える日が限られてしまうために、どうしても工事期間が長くなってしまいます。

天候に左右される工事のために、こればかりは、どうしようもありません。

実際に外壁塗装を依頼して工事を体験したことがある人ならわかると思うのですが、外壁塗装の工事中には少なからずストレスがかかります。

自宅に足場がかかっていたり、窓にビニール養生がされてあったり。ストレスの感じ方は人それぞれですが、まったく感じない人というのは少ないと思います。

外壁塗装の工事期間がながくなるということは、それだけストレスを感じる期間も長くなるということ。

梅雨時期の外壁塗装はストレスを感じやすい!?

外壁塗装 ストレス
工事期間がながびくとストレスに…
  • 足場が邪魔にかんじる
  • 窓が養生でふさがれている
  • いつ職人がくるのかわからない

工事が長引くとそれだけストレスを感じる期間が長引くことになるのですが、外壁塗装に感じるストレスは、いろいろなものがあります。

外壁塗装の工事中に感じるストレスについては下の記事にまとめてあるので、ぜひごらんくっださい。

まえもって知っておくことでストレスを軽減できます。

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外壁塗装を梅雨時期に行うのメリット

梅雨時期の外壁塗装はデメリットばかりでは、ありません。工事日の予約がとりやすかったり、外壁塗装費用を値引きしてもらえる可能性もあります。

  • 塗装業者の予定が空いている
  • 費用を抑えることができる可能性がある

梅雨時期は塗装業者の工事予定が空いている

梅雨の時期に外壁塗装を行いたいという方は少ないです。

あなたも望んでいないはず。こういったことから外壁塗装の業者は、予定が空いていることが多く、あなたが望めばすぐに外壁塗装の工事をおこなってくれる可能性もたかいです。

梅雨時期は外壁塗装の費用を抑えることができる可能性がある

外壁塗装の業者は梅雨時期の仕事の受注に頭を悩ませます。

梅雨時期に外壁塗装を行いたいという人は少ないが理由。

そこで業者は苦肉の策で値引きを行うことがあります。

たとえば梅雨明けが工事予定だったお客さまに対して「梅雨時期に工事をさせていただければ、値引きさせていただきます」このような値引き提案をすることもあります。

ひょっとして、これをご覧のあなたも、塗装業者にこうのような提案をうけたのでは?

わたしが体験するかぎり梅雨時期の外壁塗装に関しては問題ないといえるので、外壁塗装の工事費用を少しでも安く抑えたい人には、梅雨記事の工事はメリットなります。

雨が降っていても可能な作業もあります

実際にわたしは梅雨時期に多くの建物の外壁塗装をおこなってきました。毎日天気予報とにらめっこしながら、作業の工程を考えます。

梅雨といっても毎日ザーザー降りということはないので、小雨程度であればできる作業もあります。

  • 足場の設置
  • 高圧洗浄
  • 養生

これらの作業は、雨天でも状況により行うこともあります。

足場の設置は雨天でも行う場合がある

小雨程度で、作業に危険がないような状況であれば、安全をしっかり確保し足場の設置をおこなうこともあります。

梅雨時期でも足場の設置は可能ことが多いのですが、足場の解体時に雨が降っていると解体作業を行えない場合があります。

屋根に足場が乗っている場合など、足場の解体をしながら、足場の乗っていた屋根の部分の補修塗装を行うことが多いので、雨が降っていては塗装することができません。

あとでハシゴで補修塗装できるような状況であれば足場を解体しても問題ありません。

高圧洗浄は雨の日がうってつけ!?

高圧洗浄

外壁に長年にわたり付着したよごれを高圧洗浄であらいながします。塗料の密着性をたかめるための高圧洗浄は雨がふっていても作業をおこなえます。

養生作業は雨でもできる場合がある

塗料が飛散して窓やサッシなどをよごさないようにビニールで養生をする作業も、雨の状態や建物んつくりによっては行える場合があります。

外壁を塗り終わって、養生をはずすときには雨はそれほど問題になることはありません。

外壁塗装に最適な季節はいつ?

梅雨は外壁塗装の最適な時期とはいえません。

梅雨時期でも外壁塗装を行うことは可能なのですが、よほどの理由がない限りあえて梅雨時期を選ぶ必要はありません。

それでは最適な外壁塗装の時期とはいつなのでしょうか?

外壁塗装は気温5度以下、湿度85%以下であれば塗装作業をおこなうことができるので、おこなう時期が原因であとで外壁に問題が生じるというようなことはありません。

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梅雨時期の外壁塗装をおすすめしない住宅

わたしのこれまでの経験から、ちょっと梅雨時期に向かないと感じた建物のタイプや状況をお伝えしておきます。

  • スレート屋根塗装もあわせて行う場合
  • 木部が多い建物
  • 軒があまりでていない建物

このような状況や建物は梅雨時期の塗装には向いていません。

スレート屋根塗装をあわせて行う場合は梅雨時期には向かない

スレート屋根

梅雨時期であってもスレート屋根を塗装できないわけではありませんが、雨の状況によっては塗装するタイミングが難しくなります。

その理由なのですが、梅雨時期に夜に雨がふって明け方には雨がやんでいる状態のばあい、午後にはスレート屋根は乾燥しているようにみえたりするのですが、スレート材のかさなり部分にはまだ水分がのこっていることが多いです。

風圧でスレートの隙間の水滴をとばしておいて乾燥させるのですが、タイミングがわるいと次の日も雨だったりすることも。

塗装面が完全に乾燥していない状態だと塗料の密着性がわく、短い期間で塗膜がはがれてくる可能性が高いです。

屋根は直接雨の影響をうける部分なので梅雨時期には塗装できるように乾燥させるタイミングがちょっと難しいときがあるのです。

木部が多い建物は梅雨時期の外壁塗装が向いていない

サッシや破風などが木製の建物で塗膜がはがれ下地の木がむき出しになっている状態の場合、梅雨時期の塗装は向いていません。

塗膜のはがれた木部は水を吸収しやすい状態。

高圧洗浄の時にも木部は水を吸い込みます。木部を塗装するには乾燥させる必要があるのですが、梅雨のじめじめした湿度の高い気候では、しっかり乾燥できない可能性も。

塗装面の乾燥が不十分なまま塗料を塗った場合、はやい時期に塗膜がはがれる可能性が高くなります。

軒があまり出ていない建物の場合、梅雨時期の外壁塗装は向かない

最近の住宅は軒があまり出ていない建物を多くみかけるようになりました。軒を広くとっていない建物は直接、雨が外壁にあたります。

ビニール養生で工夫して外壁に雨があたらないように工夫もできますが、雨がビニールにあたる音がうるさく感じられ、お住まいの方はストレスを感じることでしょう。

軒がせまい建物の外壁は、やはり乾燥させるタイミングが難しく、梅雨時期の外壁塗装はむいていないと言えます。

まとめ:梅雨の時期の外壁塗装は基本的におすすめしない

雨の日に塗装工事は基本的におこないません。そのため雨の多い梅雨時期の外壁塗装は工事期間が長くなる傾向。工事が長引くとストレスに感じる期間も長くなります。

しかし、梅雨時期の外壁塗装は工事費用が安くなる可能性も多いので、費用を抑えたい方にはいいかもしれません。

梅雨時期のデメリットをちゃんと説明してくれる業者は安心して、まかせられる優良業者の可能性が高いです。

梅雨時期の外壁塗装は、天候を予想しながら工程や職人の人数を調整する必要があるので、知識と経験が豊富な優良業者に依頼することが、外壁塗装を成功させるカギとなります。

梅雨の時期に外壁塗装工事を行うことはおすすめしませんが業者に外壁塗装の予約をしておくことはおすすめ!。梅雨があけた夏は外壁塗装に向いている季節です。

いまのうちに優良業者をさがして外壁塗装の工事予約を梅雨明けにとっておくことをおすすめします。

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