雨の日に屋根塗装ができないのはわかるけど、雨上がりの場合はどうなのでしょうか?
ちょっと気になりますよね??
塗装の基本は塗装面が乾燥している事。
屋根が濡れている状態、水分を含んでいる状態の上からの塗装は塗膜がはがれる原因になります。
わたしはこれまで30年にわたり、様々な種類の屋根の塗装を行ってきました。雨上がり後の屋根塗装の経験もありますが、その事が原因でトラブルになったことはありません。
この記事では雨の翌日の屋根塗装について解説しています。
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雨の翌日に屋根塗装はできる?
「雨の翌日に屋根の塗装をしても大丈夫??」
結論からお伝えすると
「屋根の材質や雨の降り方で大丈夫な場合もあります。」
塗装で重要視するのは塗装面の乾燥になります。屋根塗装であれば屋根が乾燥していれば塗装OKということになります。
夏場は乾燥がはやいので雨の翌日でも問題なく屋根塗装ができることが多いですね。
朝方まで雨が降っていた場合
朝まで雨が降っていた場合、屋根は当然のことながら雨水で濡れています。
当日の塗装は避けたほうが無難といえます。
しかしながら前日までに下塗り中塗りが終わっている状態であれば、上塗り塗装も可能な場合も。
屋根に塗った中塗り塗料は防水性があるため、雨を弾きます。ワックスがしっかりかかった車のような感じをイメージしてください。
屋根の雨水を拭いたり、屋根材の重ね目に溜まった雨水をエアーで除去したりして乾燥後、塗装作業にはいります。
屋根材の重ね目については後ほど解説。
屋根の下塗りから塗装を始める場合、表面が乾燥しているように見えても屋根材の中は湿気を含んでいるので後日にしたほうが良いでしょう。
前日までに雨がやんでいた場合
屋根塗装の前日夜までに雨がやんでいた場合、季節によっては塗装可能。具体的には夏場は夜でも気温高いので屋根も乾燥がすすみます。
一方気温の低い季節では、屋根の乾燥もすすみません。
実際に屋根の塗装作業を行うかどうかは、経験のある職人の判断に委ねられます。
塗装面の乾燥状態は、洗濯物の乾燥をイメージするとわかりやすいですね。
ちょっと厚手の衣類などは、表面が乾燥しているように見えても触ってみるとまだ湿っている状態のことがありますよね?
屋根が湿気を含んでいる状態での塗装は、のちのち塗膜はがれの原因に。
実際にプロが行う雨上がりの屋根塗装
外壁塗装や屋根塗装は塗装面の状態には気を使います。
そのなかでも乾燥状態はプロが重要視する項目。汚れや湿気は塗膜はがれの原因になることが多いからです。
塗装する屋根の材質で多いのがスレート屋根。コロニアルともよばれるタイプの屋根材。
もっとも普及しているスレート屋根は厚さ5ミリ程度の屋根材を重ねて貼ってあります。雨が降ると毛細管現象によってスレート材の重ね目に雨水が侵入。
雨がやんで翌日、スレート屋根の表面が乾燥していても、スレート材の重ね目に雨水がたまっていることがあります。
雨水が溜まっている状態ではなかなか乾燥しないために、エアーでスレートの重ね目に溜まった雨水を吹き飛ばしておきます。
その後、屋根全体の乾燥をまって塗装に入っていきます。
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屋根塗装の最中に雨が降ってきた場合
この情報時代、雨雲の動きを簡単にスマートフォンなどで確認することができます。当然のことながら塗装職人も天候状態を常に意識。
良識ある塗装職人であれば、雨雲がせまってきている状況下で屋根塗装を行うことはありません。
しかしながら予想できない突然の雨に見舞われることもありますよね。
屋根塗装中にこのように突然雨が降ってきたら、どうなるのでしょうか。
当然ながら、雨が降ってきたら、もしくは降りそうだと思っったら屋根塗装は中断します。
「塗ったばかりの塗装は雨でながされたりしないの?」
多くの状況下では、屋根を塗ったばかりであっても塗料が流されるようなことはないと思っていいでしょう。ながされたとしても、ほんの一部分に限られます。
屋根塗装は塗料がすぐに乾くために流されるような心配は無用。
屋根塗装中の突然の雨は作業を中断して、また屋根の乾燥をまって作業を再開すれば問題ありません。
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まとめ:雨の翌日の屋根塗装は乾燥状態の見極めが重要!
雨の翌日、雨上がり後に屋根を塗装されるのは不安ですよね。塗装面の乾燥は塗装の基本。
良識のある職人、業者であれば重要視する点。
前日に雨が降っていたとしても、屋根が乾燥していると判断できる場合は屋根塗装をおこなっても問題ありません。
屋根の乾燥状態が気になる場合は、外壁塗装の依頼先の担当者、責任者に説明をもとめてください。優良業者であればこころよく対応してくれます。
わたし個人的には乾燥状態が十分だと判断できても、お客様が納得されない様子であれば、塗装するまでの時間をさらに設けます。
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