外壁塗装を業者に依頼すると職人さんたちが、毎日あなたの家にきて作業をおこないます。
そこで気になるのが職人さんたちへのおもてなしである「お茶出し」
お茶だしって、どんなものがいいの?
なんでも大丈夫ですよ
わたしはこれまで300棟以上の外壁塗装をおこなってきました。
その中で、お客様からいろいろなかたちで「お茶出し」をしていただきました。
ほんとうにありがたい事です。
職人さんたちに必ず「お茶し」をするのが、あたりまえの習慣だったむかしと比べると、現在では、それほど気にする必要のないものとなりつつあります。
外壁塗装の職人さんたちも「お茶出し」はあっても、なくても「どちらでもかまわない」という人が多いですね。
この記事では、外壁塗装のお茶出しについて、わたしの経験をもとに解説しているので、最後まで読んでいただくと「お茶出し」に関してのあなたの悩みが解決します。
そもそも外壁塗装のお茶出しとは
建築関係の職人さんたちは、午前10時と午後3時に30分程度の休憩をとります。
外壁塗装を行う職人さんたちも、多くのかたは、このような休憩のスタイル。
その休憩にあわせて職人さんたちに飲み物やお茶菓子をだすのが「お茶出し」
とくにお茶出しの際に、きまって出さなくてはいけないものはありません。
飲み物はペットボトル飲料であったり、日本茶をいれてもらったり、紅茶やコーヒーといった具合。
お茶菓子に関しては、おせんべい、おかき、お団子、といったものが多い印象。
とくに「お茶出し」に関しては明確なきまりがないために、悩みの種になっているのでしょう。
外壁塗装の職人さんにお茶を出すべき?
外壁塗装を業者に依頼すると、職人さんが、あなたの家にきて作業をしてくれます。
そんな職人さんたちにお茶やお茶菓子をだすべきなのか、まよわれると思います。
冒頭にもお話ししましたが、「お茶出し」はあっても無くてもかまいません。
わたしも職人経験がながいのですが、「お茶出し」に関して気にする事はまったくありません。
職人さんたちは、飲み物などは自分で用意するので、あなたがそれほどお茶出しを気にする必要はありません。
しかしながら、職人さんの休憩時間にあわせてお茶出しをする事で職人さんたちとコミュニケーションをとる事ができます。
そういったお茶出しの時間を利用すると、外壁塗装に関してあなたが不安に思っている事や、疑問点などを職人さんたちに聞きやすいのではないでしょうか。
わたしは、お客さまとのコミュニケーションは大切なものだと考えています。
わたしたちプロは、いろんな住宅で外壁塗装を行うので、当たり前のように作業をしています。
しかし、職人たちにとって当たり前の事であっても、あなたにとっては、はじめての事であったりするでえしょう。
そこで、塗装工事に対するちょっとした疑問や不安がでてくるはず。
こういった疑問や不安な事を気軽に聞けるように、普段から職人さんたちとコミュニケーションをとっておきたいところ。
お茶出しは、職人さんたちと、気軽に話せるようになるキッカケにもなります。
お茶出しは職人さんたちとのコミュニケーションツールと考えてもらってもいいでしょう。
自宅のリフォーム時のお茶だしは、どういったものが好まれるの?
飲み物で職人たちに好評なのがペットボトル飲料。
10時と15時を目安に休憩することが多いのですが、どうしても中断したくない作業があったりすると時間が前後します。
そんなときにペットボトル飲料であれば、すきなタイミングでいただくことができるからです。
お茶菓子は、ほんの少しで大丈夫です。無くてもかまいません。
わたしの周りの職人たちは、お茶菓子にほとんど手を付けません。
たくさんのお茶菓子を出していただくこともあるのですが、逆にこちらが気を使ってしまうこともあります。
「ちょっと、お茶菓子おおいけど、せっかく出してもらったから食べなきゃわるな…」
これは、住宅の外壁塗装職人あるある。
お茶出しでの飲み物の例
これまで、わたしがお茶出しでいただいた飲み物を例にあげておきます。
縁側などでお客様にお茶を入れていただくこともあるのですが、毎回となると職人もお客さんも気を使ってしまいます。
もし、お茶出しをしないと気になるようであれば、やはりペットボトルがおすすめ。
繰り返しになりますが、
お茶出しは職人の休憩時間である10時と15時が基本ですが、毎回これにあわせるのは大変ですし、職人の作業の都合もあります。
そこでおすすめなのが、クーラーボックスにペットボトルを入れておくという方法。
玄関先などの屋外にペットボトルの入ったクーラーボックスをおいておけば、職人は作業の都合で休憩できますし、お客様も職人に気を使う必要がありません。
ペットボトルで失礼じゃないの??
ペットボトル飲料をいただくときに「ペットボトルで失礼ですけど…」と声をかけていただく事があります。
ビジネスシーンや訪問者など状況によっては失礼にあたる場合もあるかもしれません。
しかし、塗装職人たちは「失礼なお客さんだな…」とは絶対に思いません。
むしろ「ペットボトルで頂いてたすかります」
そういう風に思っているので、安心してください。
お茶出しの代わりに心付けでも大丈夫??
外壁塗装の作業中に仕事で家にいない方、普段いそがしくて「お茶出し」まで手が回らない方。
このような方に心付けをいただくことがあります。
職人からしてみても正直うれいしいもの。
お茶出しなど職人への配慮は基本的に不要ですが、どうしても何かしたい方は「心付け」で対応されても良いでしょう。
外壁塗装の職人たちが困ってしまう「お茶出し」とは
外壁塗装でお客様に「お茶出し」をしていただく事は、ほんとうにありがいたいのですが、まれにちょっと困ってしまうお茶出しもあるので、3つほど紹介させてください。
お客さまには気を使っていただいて感謝の気持ちでいっぱいなのですが、上記のような「お茶出し」は職人たちに評判がよくありません。
お茶菓子の量が多い
職人たちは、それほどお菓子に手をだしません。あまり多い量は、職人たちも気をつかってしまいます。
わたしの場合は、あればあるだけ食べてしまうので、それはそれで困ります。
お茶菓子は、ごくわずか、もしくは無くても大丈夫です。
夏場に熱いお茶
お年をめしたお客様に出していただく事が多いのが熱いお茶。
夏場の熱いお茶は職人たちには不評です。
逆に夏場の暑い時期に気を利かせていただいて、ペットボトル飲料を凍らせてあるものをいただいた事もあります。
毎回、職人の人数分の凍らせたペットボトルを用意するのは大変だろうと思い、逆に気をつかってしまいました。
お茶出しは、いろいろと気を遣う事が多く大変なので、あまり頑張りすぎないでください。
お茶出しの域を超えている
お客さまの中には「職人は食べる」と思われている方が以外に多くいらっしゃいます。
職人によって食欲も違いますが、多くの職人は休憩時にそんなに多くのものを食べることはありません。
10時と3時に牛丼をだしてくださる、お客さまがいらっしゃったのをよく覚えています。牛丼だけでなく、それにくわえて肉まんやあんまんなどのプラスアルファも毎回充実。
個人的には大歓迎で非常にありがたいのですが、まわりの職人たちいわく「そんなに、たべれない…」
あまり、ボリュームがある「お茶出し」も職人たちの評価がわかれます。
足場の職人さんは、お茶出し不要!?
外壁塗装を行う場合、足場の設置が必ず必要になります。
どうして!? 外壁塗装に足場が必要な理由。現役塗装職人が語る足場の相場と必要性
外壁塗装の職人さんが足場を設置する場合もありますが、近年の傾向としては足場は足場専門業者が担当することが多くなっています。
足場の職人さんたちは、一日に1現場ということは少なく、多くの場合2現場以上で作業を行います。次の現場に移動するまでの時間も必要になるために、わたしの知る限り10時15時に休憩をする職人さんは少ないです。
そのような理由から足場の職人さんたちへの「お茶出し」は必要ないといえます。
しかしながら、職人さんにお茶を出したい方はおおくいらっしゃいます。
もし、足場の職人さんたちにお茶を出すのであれば、ペットボトルの飲料水がよろこばれます。
ペットボトルであれば作業のきりがいいとき、移動中などに飲むことがでるからです。
トイレはどうしてる? 外壁塗装の職人にトイレは貸すべき?現役職人が語るトイレ事情
まとめ:お茶出しはなくても職人は気にしていない。
冒頭より、お伝えしていますが「お茶出し」は絶対に必要なものではありません。
外壁塗装の職人さんたちも「お茶出し」に関しては気にしていない人がほとんど。
もし職人さんたちにお茶やお茶菓子を出すのであれば、量は少量が好ましいです。
クーラーボックスにペットボトルを入れて、職人に朝わたしておくのが、おすすめな方法。
わたしは多くの外壁塗装を行ってきた経験から「お茶出し」に関して気になってる方が多いように思えます。
お茶出しに関して、気にする必要は本当にないのですが、実際は多くのお客様にお茶出しをしていただいています。
忙しい方などは現金を手渡される事もありますが、こういった事も必要ありません。
外壁塗装中にはお茶出し以外にも、いろいろなストレスを感じるはずです。
外壁塗装の工事中に感じるストレスを下の記事にまとめてあるので、ぜひご覧ください。
知識でストレスを乗り切ろう! 前もってプロが伝える外壁塗装の工事中に感じる9つのストレス