外壁塗装は気象条件さえ整っていれば一年を通して問題なく作業をおこなう事ができます。
気象条件というのは湿度85%以下、気温5度以上。
この条件を満たしていれば冬でも問題なく外壁塗装をおこなうことができます。
わたしはこれまで30年近くにわたり多くの一戸建ての外壁塗装をおこなってきました。冬に外壁塗装をした建物も数多くありますが問題になったことはありません。
冬に外壁塗装をすることが不安なあなた。
冬でも外壁塗装は問題なく作業ができるので安心してください。
この記事では外壁塗装を冬に行うメリット・デメリットをプロの目線から解説しています。
後半には業者選びで失敗しない方法も解説していますので最後までごらんください。
必ずあなたが外壁塗装で成功する手助けになります。
一戸建て住宅の外壁塗装を冬に行うメリット
外壁塗装がでる気象条件は湿度80%以下、気温5度以上。この状況下で塗装することで塗料が適切に乾燥し十分な性能を発揮します。
冬は湿気が少ないため塗装に適した気象条件を満たす日が多い傾向。
冬の外壁塗装は塗料の乾燥状態が良い
塗料の主な原料は
溶剤(水やシンナー)+樹脂+顔料
溶剤分が揮発することで塗膜を形成します。
いわゆる塗料が乾くという状態。塗料は適切な乾燥が行われなかった場合、本来の塗料の性能を発揮することができません。
乾燥状態でも艶がなかったり、白くまだらに変色したりという状態になることも。
冬は気温の低下に注意をはらえば、塗料が乾燥するのに適した湿度の日が多いので外壁塗装を問題なくおこなえます。
冬は雨が少ないので外壁塗装に適してる?
外壁塗装は雨の日は作業が中止になることがほとんど。雨がふっていても行える作業は高圧洗浄、雨の程度により足場設置。
そのため雨の多い季節では工事期間が長くなります。工事期間の長さは気にならない方もおおいのですが、一部の方にとってはデメリットになるでしょう。
外壁塗装の工事中はなんらかのストレスを感じるので工事が長引くとそれだけストレスを感じる時間も長くなります。
なんらかのストレスが… 前もってプロが伝える外壁塗装の工事中に感じる9つのストレス
しかしながら冬は天気の急変などもなく天候が安定しているため予定どおりに作業がすすみます。
雨の日が少ない冬は外壁塗装に適しているといえます。
一戸建て住宅の外壁塗装を冬に行うデメリット
冬=寒い!当然ですが冬は気温の低下で塗料を塗ることができない場合があります。
積雪の可能性、日照時間の短さで作業が多少遅れてしまうのが冬の外壁塗装のデメリット。
- 作業できる時間が短い
- 積雪の可能性がある
- 塗料の硬化不良がおこることがある
冬の外壁塗装は作業時間が短くなる
冬は夏と比較すると日照時間が短いため外壁塗装の作業時間が短くなります。外壁塗装の作業を行える時間が短くなるとその分期間も長くなります。
冬の作業時間が短くなるといっても夏と比較して2時間も3時間も短くなるわけではありません。
多くても1時間くらいがいいところ。
そのため外壁塗装の工事期間が伸びると言っても1日〜3日くらいの事がほとんど。
冬に作業時間が短くなるというのは外壁塗装の業者側のデメリットといえます。作業時間が短くなれば諸経費、人件費もそれなりにかかってくるのが理由。
冬の外壁塗装は積雪の可能性がある
冬の外壁塗装は積雪のリスクがあります。毎年、雪が積もるような地域では冬に外壁塗装をするのは困難でしょう。
関東からに西でも稀に大雪が降ることもあります。
雪は雨と違い積もるので数日間、工事に影響がでることもあります。
積雪で業者が車で現場に行けないこともあるので、積雪は外壁塗装の工事が遅れる原因に。
外壁塗装の工事期間に雪がつもると現場の雪かきが必要になることも。
わたしは関東ですが、何度か冬に雪かきをして外壁塗装の工事を再開させた事があります。
積雪により外壁塗装の工事が遅れるの事がデメリットに感じる方も少なからずいらっしゃいます。
冬は塗料の硬化不良がおこる場合がある
塗料は湿度80%以上、気温5度以下の状況での塗装は推薦されていません。
冬は湿度が低い傾向の季節なので湿度が80%以上になることはまずありません。
しかしながら冬は日によって気温が5度以下になる場合も。
気温が低い状況下では塗料の乾燥状態が悪く、乾燥後も本来の塗料の性能を発揮できません。
気温5度以上の状態で塗料を乾燥させる必要があるため、塗装したときに気温5度以上でも塗料が乾燥しないまま冷え込む夜をむかえると、やはり塗料は硬化不良に。
冬の外壁塗装は気温の低下に注意を払いながら作業をすることになります。
ベストシーズン!? 一戸建ての外壁塗装は秋がベスト!?秋に行うメリット&デメリット!
冬は住宅塗装に向いているの?冬の気候の特徴
冬は気温が低くなる季節。塗料は気温の高い夏の方が乾きやすくなります。
しかし夏は不安定な天候の日も多々あります。夏と比較すると冬は同じような天気が続くので外壁塗装の日程もたてやすく、スケジュールどおりに作業がすすみます。
塗装作業で一番こまるのが急な天候の変化。塗装作業中に雷雨になると作業は中止。
塗料が乾燥してない部分が突然の雨により流されるリスクもあります。
そのような天気の急変がないのが冬の特徴。
冬でも温かい日もあったりするので、外壁塗装を行っても問題のない季節です。
逆に外壁塗装に向いていない季節は梅雨。
避けるべき時期!? だまされるな!梅雨時期の外壁塗装はオススメできない?
冬の住宅塗装でよくある質問
外壁塗装の工程のひとつにビニール養生があります。窓やサッシや床などの塗装面以外を汚さなにようにするため。
このビニール養生についてよくいただく質問が
エアコンって使えますか?
エアコンは使えるように養生するので通常どおり使えますよ
冬は暖房器具が欠かせません。たいていの暖房器具は通常どおり使えるので心配いりませんが念のため業者に確認してください。いろいろな業者がいるので…
窓もビニール養生でふさがれて開閉できなくなる箇所がでてくるので換気など、どうしても開閉したい窓があれば事前に業者に伝えておきましょう。うまく対応してくれるはずです。
一戸建て住宅の外壁塗装を冬に行うなら業者選びが重要!
冬に行う外壁塗装を成功させるには業者選びが重要。
知識や経験の豊富な業者に依頼する必要があります。
しかしながら外壁塗装の業者選びには誰もが苦労しているのが現実。
時間をかけて業者を探したのにもかかわらず最終的には悪徳業者に依頼してしまった方もいらっしゃいます。
外壁塗装は正しい業者選びさえ行えば、悪徳業者にだまされる事はありません。
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プロのわたしが厳選した一括見積もりサービスと、利用するメリットについてまとめた記事がありますので御覧ください。
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【2022年最新!】外壁塗装のプロ厳選!一括サイトTOP3冬以外の季節時期に外壁塗装を行うメリット&デメリット
冬でも問題なくあなたの住まいの外壁塗装を行うことができます。
外壁塗装を冬に希望していたのにもかかわらず業者の都合で他の季節時期に行うことになっても心配無用。
外壁塗装気象条件が整っていれば、どんな季節時期でも行うことができます。
外壁塗装を他の季節時期に行うメリット&デメリットは下の記事にまとめてあるので是非ごらんください。
他の季節も見てみる! 一戸建ての外壁塗装に最適な時期季節!ベストシーズンをプロが解説!
まとめ:冬でも住宅塗装は問題なく行うことができる!
冬が天候が安定しているので外壁塗装の作業が予定通りにすすみます。
ただし冬は気温の低下に注意をはらう必要があります。
気温5度以下の状況で塗料をぬっても強固な塗膜を形成することが困難なため。
もしこれから業者に依頼するのであれば「一括見積もりサービス」をおすすめします。
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