ピーンポーン自宅にいるとインターホンの呼び出し。
「誰だろう??」
「ご近所を順番にご挨拶にまわらせていただいてるものです。
ちょっと玄関先までよろしいでしょうか?」
玄関をあけ出てみると外壁塗装の訪問営業。
「うちは大丈夫です」「結構です」
などと断っているのに、しつこい外壁塗装の営業。
なかには根負けして外壁塗装の契約をしてしまい後悔される方も多くいらっしゃいます。
外壁塗装は訪問販売でのトラブルが多いので、しつこい営業だからといって契約してはいけません。
「高額な費用を支払ったのに手抜き工事をされた!」訪問販売で契約した場合のよくあるトラブル。
わたしは外壁塗装歴30年のプロです。これまで多くの住宅の外壁塗装を手掛けてきました。
そんな経験のなか「外壁塗装の営業がしつこくて…」と話される本当に多いのには驚きです。
この記事では、わたしの外壁塗装の経験、そしてお客様から教えていただいた話をもとに「外壁塗装のしつこい営業」の理由そして対処方法について解説しています。
外壁塗装の営業がしつこい!悪質!外壁塗装の訪問営業パターンとは!?
しつこい外壁塗装の訪問営業には、一定のパターンがあります。その中でも「建物の劣化を指摘して、不安を煽り、すぐに契約を促す」という手法がよく用いられます。
たとえば「外壁のチョーキング現象が進行しています。これが進行すると雨漏りのリスクが高まりますよ!」という見当違いなアドバイスをしてくる訪問営業。
外壁塗装の訪問営業の方は、営業としてのスキルは持っていますが、塗装や建築に関する深い知識や経験は乏しいのが現状です。したがって、彼らのアドバイスには注意が必要です。
「雨漏りがする可能性がある」という言葉を聞けば、確かに不安に感じるでしょう。しかし、チョーキング現象は外壁塗装のサインですが、それだけで即座に雨漏りが起こるとは限りません。
さらに「外壁のひび割れ」も訪問営業がよく使うフレーズ。
これも、劣化の兆候として捉えられることが多いのですが、早急に外壁塗装が必要になるとは限りません。もちろん近いうちに外壁塗装の検討はするべきですが訪問営業で契約してはいけません。
非常に悪質な営業手法としては「無料の屋根点検」が挙げられます。
これは、営業の方が屋根に上がり、劣化状態の画像を撮影し、それを持ち主に見せて不安を煽る方法です。特に危険なのは、屋根にダメージがないにも関わらず、営業の方自ら屋根を破損させ、それを「劣化の証拠」として見せるという悪質な手口も存在します。
まとめると、しつこい外壁塗装の訪問営業のパターンは、住まいの劣化を大げさに伝え、緊急性を煽り、早急な契約を求める手法が主流です。
このような営業手法に対しては、十分な注意が必要です。
- すぐに外壁塗装をしないと雨漏りがする!と不安をあおる
- 屋根の無料点検を装い、故意に破損
外壁塗装の訪問営業がしつこいのには理由があった!?
外壁塗装の営業がしつこく感じることが多いのは、その背後に営業者の熱心なモチベーションがあるからです。
多くの外壁塗装の営業者は、契約を取ることで得られる手数料が自身の利益となるため、契約を成立させることに熱心です。
これは外壁塗装業界だけでなく、多くの営業業界で共通している事実です。
この熱心さは、ある角度から見れば「一生懸命さ」とも解釈できるでしょう。
しかし、お客様の立場からすれば、その熱意が時として迷惑と感じられることも事実です。
- 会社のノルマに対するプレッシャー
- 収入を増やしたい!稼ぎたい!儲けたい!という欲求
- 過剰な営業モードにはいっている
上記の訪問営業がしつこい理由について順に解説していきます。
外壁塗装の訪問営業がしつこい理由その①会社のノルマに対するプレッシャー
外壁塗装の訪問営業の背後には、会社からの厳しいノルマへのプレッシャーがあることが多いです。
会社の営業員として上司からは常に目標達成を強く求められています。このプレッシャーから、営業活動が時にしつこく感じられることも。
しかし、これが結果として会社の評判を低下させる原因となることは避けられません。一時的に高い売上を上げることが目的の会社は、短期間で集客を試みる一方、その後のサービスやフォローに乏しいことも。
これは、会社としての長期的な存続を難しくするだけでなく、顧客にとってもリスクが高まることを意味します。
特に、短期的な利益を求め、一度稼げばその後はサポートをしないような会社は要注意。何か問題が発生した際、十分な対応を期待することは難しいでしょう。
外壁塗装は家の保護と美観を維持するための本当に大切なイベント。
どんなに営業が熱心であっても、信頼性に欠ける会社との契約は避けるべきです。
訪問営業がしつこい理由その②稼ぎたい!という欲求から
わたしたちの多くは生計を立てるために仕事をし、その報酬として給与を受け取ります。
特に、訪問営業のような成果主義の業界では、営業の結果が直接収入に影響するため、その「稼ぎたい!」という欲求は通常の職業よりも強くなりがちです。
訪問営業の仕組みの中には、成約数によって収入が変動するインセンティブ制度が多く採用されている。
つまり、一つの契約が成立するごとに収入アップ。この仕組みは、営業員に対して高いモチベーションを提供する一方、時として過度なプレッシャーとなり、顧客へのアプローチが積極的、あるいはしつこいものとなる原因ともなります。
さらに、社会的な背景として、現代は生活費の増加や将来に対する不安など、多くの人が金銭的なプレッシャーを感じています。
このような状況の中、自分の収入を増やすために、訪問営業の成果を最大化しようとして、しつこくなってしまうのは自然なことかもしれません。
しかし、どんなに「稼ぎたい!」という強い欲求があっても、、顧客の立場や感じるストレスを考慮することが必要です。
訪問営業がしつこい理由その③過剰な営業モードに入っている
外壁塗装の訪問営業がしつこく感じられる理由の一つとして、過剰な営業モードに陥っていることが挙げられます。
このモードは、営業の現場でのエネルギー維持や目標達成を意識するあまり、営業員が高いテンションや熱意に駆られる結果となるものです。
たとえば、顧客が「考え中」と伝えた際、この過剰なモードにある営業員は「さらに説明すれば納得する」と解釈し、不要な情報を押し付けがちです。
このようなアプローチは、顧客に圧迫感を与えることがあり、反対に営業活動を逆効果にしてしまうことに気づけないことが「しつこい営業」になるひとつの理由。
外壁塗装の営業がしつこい場合の対処方法
外壁塗装の訪問営業がしつこくて帰ってくれない、何度断っても営業が永遠と続く…
そんな時、あなたはどう対応していますか?
しつこい営業に悩む多くの方のために、効果的な対処法をいくつかご紹介します。
- 明確にハッキリと断る
- 外壁塗装はすでに契約済だと伝える
- 知り合いに同意業者がいると言う
- 訪問営業お断りのステッカーをはる
- 最終手段!警察に連絡する
上記、外壁塗装がしつこい場合の対象方法5つを順番に解説していきます。
対処方法その1:明確にハッキリと断ること
外壁塗装の訪問営業とのやりとりは、時として難しいものです。
その際、最も効果的な対応方法は、明確に断る意志を伝えることです。曖昧な返答は、不要な誤解や期待を生むだけです。
しつこい訪問営業には、冷静に自分の立場と意向をきちんと伝えることが重要。
これにより、お互いの時間と労力を節約し、無駄なやりとりを減少させることができます。
そもそも、玄関ドアをあけてまで対応しないこと。インターフォン越しに明確にハッキリと断ることが効果的。
対処方法その2:外壁塗装はすでに契約済だと伝える
外壁塗装の訪問営業の多くは未契約のお客様をターゲットとしています。
そのため「外壁塗装は、すでに契約済み」ということを訪問営業に伝えてみましょう。
すでに契約を結んでいる外壁塗装業者がいるという情報を伝えることで、訪問営業は次の営業先に移りたいと考えるでしょう。
この方法を利用する際には、信頼性を持たせるための情報も用意しておくと良いでしょう。
たとえば「先月、近所の業者と契約を結びました」という具体的な情報をあたえる事により説得力が増します。
もちろん、事実をもとにして伝えるのが一番ですが、どうしてもしつこい営業から逃れたい場合、このような手法を用いても良いでしょう。
対処方法その3:知り合いに同業者がいる伝える
訪問営業の対処として「知り合いに同業者がいる」と伝える方法。
これは、多くの場合、効果的に営業の圧を緩和する手段となります。
「実は、私の友人が同じ外壁塗装の業界で働いているので、何か問題があれば彼に相談するつもりです」
というような言い回しをすることで、しつこい訪問営業から解放されます。
もちろん、ここでの「同業者の知り合い」とは実際にはいないかもしれませんが「ウソも方便」ですね。
対処方法その4:訪問営業お断りのステッカーを貼る
しつこい訪問営業を防ぐために「訪問営業お断り」のステッカーやプレートを玄関やエントランスに貼る方法があります。
この「訪問営業お断り」ステッカーを貼ることで、営業マンはあらかじめ訪問を控えることが多いため貴重な時間を大切にできます。
また、忙しい時間帯にやってくる訪問営業によるストレスも軽減されます。
訪問営業の立場からも、ステッカーを見た瞬間に訪問を避けることができるため、無駄な時間やエネルギーを節約できます。
「訪問営業お断り」のステッカーはそれほど高額なものではないので、検討してみてはいかがでしょうか。
対処方法その5:最終手段!警察に連絡する!
外壁塗装の訪問営業が過度にしつこい、または不審な行動が見られる際、最終手段として警察への報告を考えた方がいいケースもあります。
訪問営業自体は合法的な活動ですが、特に過剰な勧誘行為は、都道府県や市町村による条例や特定商取引法などの法律に抵触する可能性があります。
以下のような状況での警察への報告を検討することが推奨されます。
- 繰り返しの訪問: 何度も興味がないと明確に伝えているにも関わらず、度重なる訪問。
- 訪問時間の不適切さ: 深夜や早朝、通常の営業時間外に訪れるケース。
- 身分の不明瞭さ: 身分証明の提示を拒む、明確な会社情報を提供しないなど。
事前に都道府県や市町村の条例、特定商取引法などを確認しておくことが重要。
警察に報告する際は、具体的な状況、訪問者の特徴、事前に行った対応などを詳しく伝えると、対応もスムーズとなります。
安全とプライバシーを守るため、過度にしつこい悪質な訪問営業に対しては、専門家や警察に助けを求めるこを視野にいれましょう。
第百三十条 正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。
引用元:e-Gov法令検索
訪問営業がしつこいのは外壁塗装を行う時期である!
外壁塗装のしつこい営業には頭がいたいですよね。あなたの住まいにもいろいろな業者が営業にきてウンザリしているのではないでしょうか?
しかしながら営業がよく来るということは「外壁塗装を行うタイミング」にきていることは確か。
お住まいが下記のような状態であれば早めの外壁塗装を検討しましょう。
- 外壁やコーキングにひび割れが見られる
外壁にひび割れが生じると、雨風や湿気が家の中に侵入するリスクが高まります。これは、木材の腐食やカビの原因となる可能性があるため、家の構造そのものを危険にさらすことがあります。 - 新築から10年以上経過している
時間とともに、塗料は紫外線や環境要因によって劣化します。10年という期間は、外壁塗装の適切なリフレッシュタイミングの目安とされています。この時期を過ぎると、家の外観が古びてきたり、塗料の保護機能が低下する可能性があります。 - 外壁を手で触ると白い粉がつく
これは、塗料の「チョーキング」と呼ばれる現象です。これは塗料の劣化を示す明確な兆候で、塗装の必要性を知らせています。
- 外壁やコーキングにひび割れがある
- 新築から10年以上経過している
- 外壁を手で触ると白い粉がつく
これらのサインを確認して、あなたの住まいが新しい輝きを求めていることに気付いたら、外壁塗装を検討するタイミングかもしれません。
家を守り、美しさを長持ちさせるための一歩として、外壁塗装をお考えください。
外壁塗装のプロオススメ!業者選びの成功法則とは!?
外壁塗装は数社の業者を比較検討することで、失敗のリスクを格段に下げることができます。
そのためには数社の業者と連絡をとりあい、日程を調整して住まいの状態を調査し、見積書を作成してもらう必要があります。
インターネット検索で簡単に見つかる業者を数社ピックアップすることになると思いますが、表示される口コミ評判だけで業者の質を判断するのは困難。そもそも検索結果に表示されな優良業者も存在します。
間違っても悪徳業者にだまされたくないですよね。外壁塗装は高額です。必ず優良業者に依頼したいと思っているのはあなただけではありません。
外壁塗装は業者選びですべてが決まります。業者選びの成功が外壁塗装の成功に直結します。
そこで外壁塗装の業者選びにプロのわたしがオススメしているのが一括見積もりサイトの利用。
プロのわたしが外壁塗装の一括見積もりサイトの利用をすすめる理由は、加盟中の業者はあらかじめ独自審査を通過している優良業者だからです。
一括見積もりサイトは、審査通過済の優良業者を何社か紹介してくれるので、優良業者のみで相見積もりを行うことができます。
非常に手間がかかる外壁塗装の相見積もりが一括見積もりサイトなら簡単におこなうことが可能。
ここで気になるのが一括見積もりサイトの利用料ではないでしょうか?
外壁塗装の一括見積もりサイトの利用は完全無料となっています。完全無料で利用できる優良業者紹介サービスなら使わない理由は見当たりませんよね。
オススメの一括見積もりサイトや一括見積もりサイトのメリット&デメリットは下記のボタンをクリックすることでご覧になれます。
\ プロが選んだオススメ一括見積もりサイトとは!?/
まとめ
インターホンがなった場合、すぐに玄関をあけるのではなく、まず誰だか確認するようにしましょう。営業であれば、絶対に出ないことが外壁塗装のしつこい営業の対処方法。
外壁塗装の営業はとりあえずあなたに玄関を開けるように仕掛けてきます。
万が一玄関を開けてしまった場合、知り合いに外壁塗装業者がいると伝えてみましょう。
事前に玄関付近に「訪問営業お断り」のステッカーを貼っておくのも有効です。
外壁塗装の訪問営業が悪質、過度にしつこいと感じたらであれば、警察へ連絡することも考えましょう。
しかしながら、外壁塗装の営業が頻繁に訪れるということは「外壁塗装をおこなうタイミング」であるこは間違いありません。
訪問営業で外壁塗装を契約して失敗し、後悔される方があとを絶ちません。
外壁塗装をおこなう場合は必ず正しい方法で業者を選びましょう。